素直じゃないにもほどがある (角川ルビー文庫 110-21)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000885
作品紹介・あらすじ
交通事故で偶然にも幼なじみの樋野と再会した花屋の雅。樋野は高校時代突然キスをしてきたが、それからずっと音信不通になっていた謎な男だった。後日、謝罪のために雅の店に現れた樋野は、結婚式のブーケ製作を依頼してくる。複雑な思いを感じつつ何でもないフリを装った雅だが、あることがきっかけで再び樋野からキスされ、目を背けていた恋心を自覚してしまう。思わせぶりな樋野の態度に切なさといらだちを募らせる雅は…?恋に素直じゃない2人の再会ラブ。
感想・レビュー・書評
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同級生の再会物です。あんまりドロドロもなくサラサラした感じです。
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★2.0。親友の再会モノが好きなんですが、これは冒頭ですぐ再会して、お互い普通に会話しているのでちょっと期待と違いました。センシティブじゃなくて割とカラッとしてます。受は結構すんなり攻への恋愛感情を自覚するのに、意地を張ってグルグル…。攻の考え方もイマイチ理解出来ず、まさにお互いに素直じゃなさすぎる。タイトル通りなんですが、そこが駄目でした。二人の掛け合いやラブシーンは萌えました。
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んー?これはちょと普通のBL過ぎました。淡々と何もないあんまり好きではない方のライトだったなぁ残念。
設定が苦手だったからかも。その辺は好みの問題ですね。再会もので、その間にどっちも色んな女性と、再会してからも攻は他の人としかけてるのが、微妙でした。攻は望みないてか諦めてるから他の人とって事なんでしょうけど。反して拒否ってたというより攻に好かれてるとか考えた事もなくて言い逃げされて思考停止してた受の方が、再会後あっさり潔く、あ、俺あいつの事好きだったんだなって9年越しに認めたのは予想外で良かったです。もっとそんなはずはないと認めるまで時間かかるのかなと思ってたので。タイトルがタイトルだったのでもっと捻くれてるのかなと先入観が。割と素直でした。認めた上に自分からちゃんと告白しに行くし。結構男らしい。攻のがむしろ真っ直ぐに見えて捻くれてたかもしれません。あれ?攻を指したタイトルだったの(笑)?駆け引きはしない直球タイプだったんですが。
2人の会話のやりとりは素直じゃなかったですね。売り言葉に買い言葉、反射反射で言い返す感じ。小学生のやり合いみたいな。小学生の頃の空気に戻ってしまうって事だったのかもだけど、最初はいきなり子供っぽ過ぎて驚きました。これこのまま行くの?と思ったらちゃんと段々恋愛な感じにシフトしてったので良かったですが。最後はそんな2人がぎこちないながらも素直に好きな気持ちを表に出してるのがかわいかったです。後半は巻き返した。攻からしたら20年越しの叶うはずのない恋で、実感のなさと手に入れた嬉しさと、その辺がかわいかったです。
池田が前半からいた割にずーっと本当に最後まで気持ち悪いばっかりで解決しなかったので気持ち悪かったです。早く解決してよ!ていう。結局行動し出したのが遅かったので、これページ数足りるの?と。もうちょい早目で解決して欲しかったなぁと思いました。ページ配分的に。
ところで前半イマイチだったのにはもうひとつ理由がありまして。すっごいデジャヴだったんですよね。え?あれ?これ、読んだ事ある…?いやないない、何だろうなぁと。有りがちと言えば有りがちな設定と展開なんですけど、話知ってるかのように展開全部知ってたので何だろうとそっちに気を取られてしまって。結局何の作品だったかは思い出せません。再会、仕事で攻の結婚式の手伝い、新婦と話して故意の誤解を知る、ての。何だっけなぁ。「好きで好きで好きで」かと思ったけどあれはミスリードでなく本当に結婚だった気がするので、なんかもっとピタッとくるのがあるはずーとか考えてたら、話に入れませんでした…。 -
★3.3
タイトル通り、素直じゃない二人のお話でしたw樋野に関してだけは臆病になったり可愛らしくなったりする雅がいい。出会った時から特別だったというのを、今更気付くとか遅すぎだけど(笑)誤解したりストーカー問題等あったけど、最終的にうまくいって何よりでした。途中に入る過去の回想で、二人がどんな日々を送っていたのかわかったのも良かった(特に気にならなかったです)。成宮さんのは内容がガッツリしてて読みごたえがあります。 -
読み応えがあった!甘さは足り無いんし、攻めの考えてる事がよく分からんというか分からないようにしてるんでしょうね~。振り回されてる受けが気の毒なんだけれど、楽しく読めました♪ せっかくくっ付いたのに、初Hも済まさないまま、喧嘩しちゃったり、ストーカーが出て来たりと割りと恋愛面では一歩進んで2歩下がる的な進み方なんだけれど、面白く読めました♪
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きゅんです。再会らぶです。