俺の悪魔は色々たりない! 白の祓魔師と首だけ悪魔 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年8月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041004609
作品紹介・あらすじ
「ガキ、俺と契約しろ」右目を代償に、首だけの大悪魔・サブナクと契約した少年イト。イトは祓魔師として働く傍ら、サブナクの体を探すはめに!赴任先は、天然お花畑な眼鏡司教様(でもS)や、空気の読めない発言を連発する見習い神父たちとくせ者揃いで!?「愛してるぜ、イッちゃん」「気色悪い事言うな!」第10回ビーンズ小説大賞奨励賞受賞・ビーンズ最凶の問題児集団が放つゴシック退魔ファンタジー、開幕。
感想・レビュー・書評
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悪魔と神父のコンビが巻き起こすドタバタ。
なかなかの萌え系です。
神父が美少年で、守銭奴で、純粋で、美形の悪魔に可愛いがられてます。
主に神父さん達やシスターが暴れてるし、キャッキャッって感じです。
ありがちな設定で、よくあるようなストーリーですが、最後まで楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014-05-04
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首だけの悪魔と契約した少年は、それ故に悪魔の体を探つつ
赴任先へと行ってみたら、そこにいたのは
恐ろしいまでに個性的な方向へ突き抜けた同僚達。
個性がありすぎるので、人物が分かりやすいですし
話もさくさくっと進みますし、理解しやすい。
難点を言えば…善悪に分かれすぎてるので
いい人ばかり、という状態?
なんか過去ありげな感じでもありますが
多分それはぼそぼそ~っと出てくるかと。
掛け合い漫才と大差ない会話の中で
聞きたいような単語が出てきてますし。
しかしラスボス…なんという落ち。
魔力ばんざい☆ とかいうべきでしょうか?
大きく、じゃなくて、小さく区切られているとは。
本当に、何を考えたのでしょう、先祖よ!!w
これほどまでにこちらが脱力した最後ですので
多分、目当てにしていた本人達は…ナム。 -
テンションについていけない 苦手
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予想していたよりは意外とシリアス。
悪魔と契約することに対する倫理的な葛藤とか、主人公の出自にまつわる謎とか、結構よかったと思う。
ただ、金に細かい美少年の主人公とか、賭博好き万年金欠シスターとか、全く空気の読めない神父とか、最初の方は、コメディー色もあったのに、だんだんシリアスだけになってしまった。
もっと硬軟織り交ぜて、登場人物のキャラを際立たせたらおもしろくなるのではないだろうか。