デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005521

感想・レビュー・書評

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  • 1巻からだいぶん開いちゃったんですけど、やっぱりおもしろいかも。

    オドオドキャラだったロザベラが、だんだん悪に染まっていくっていうか、本番に強い女優さんだなぁって感じで、P139の挿絵のロザベラの表情なんか、なんともいえないです。

    元々ファミリーの話なんで、善じゃなくて悪なんだけど、ロザリアとしては家族を守ろうとしてやってるって感じで、応援したくなります。

    最初は最悪な出会いだった、ロザベラとダリオでしたけど、なんだかいい雰囲気で、ダリオの印象も変わってきたかなぁ。ノアの暗さと比較してもダリオの明るさに救われる感じがします。

    ただ、そんな2人の仲が気になって仕方がないのはノアですよね。
    愛するロザベラが実はダリオを好きになってるんじゃないかって、たぶん悶々としていることでしょう。

    ロザベラも結構家族にも言わないような台詞をガンガン言っちゃってるし、たぶんロザベラとノアは血のつながりはなさそうな感じがしますけど、ホントに血のつながりがあったりしたら、あの台詞は爆弾だと思います。

  • ああ、面白かった!
    エミリオがファミリーの敵よりも冷酷非道で慄く。敵の方が優しくて人間味があるw
    それぞれエミリオの思惑を推理してるけど果たしてどれが正解なのかな、ワクワクします。
    そして何よりもノアの苦悩が仄暗くて最高に萌える。
    読んでるこちらは兄妹の正解がわかっているので右往左往するノアとロージーに身悶えまくり☆
    さっそく3巻に取りかかります!

  • いやいや、ますますダークな感じで話が出来ているな。

    まだまだ兄弟を改心させるのは時間がかかりそうだ。

    ところで、ロザベラの目には何かしらの
    作用があるのかと思っていたけど、
    この巻では、特別作用している感じがないが、
    どうなんだろう…?

    ルチアが去ってしまったところも、
    少女文庫らしからぬ展開でびっくり。
    少しずつ主人公に懐いていくかと思ったので。

    主人公に友達を作ってあげてほしいけども、
    このダーク作風だと難しいか。

    こんな世界で育ったならしょうがないだろうけど、
    頑張って、いい人達に出来よう頑張れロザベラ!

  • ロザベラとノアが格段に仲良くなりましたね。
    懐くロザベラがかわいいv
    ダリオも1巻のツンツンした感じから若干かわいくなってます。
    エミリオは相変わらず;

    今回は、失った「名誉」を取り戻すためにロザベラが奮闘する話です。
    奮闘っていっても、ダークファンタジーなので嵌めたりとかですけど。
    だんだんデ・コスタな女になっていくロザベラから目が離せません。

    ノアの嫉妬にも(笑)

  • ロザベラがどんどん強くなっていくのはいいとしても、ますますファミリーから抜け出せなくなるのではないかということが心配。

    エミリオの腹黒さもダリオの無邪気さもノアの深い深い愛情も、どれもこれも怖く感じるのだが。

    ロージーがいつか明るい所を堂々と歩けるようになればいいのに。

  • ロザベラちゃんがどんどん強くなっていく2巻。後半の、強気な女の子って素敵。でも、そんな強気な言葉の裏には葛藤とか恐怖とかノアへの愛とかなんかもう、色々めまぐるしく渦巻いてるんだなーって感じな描写がとても好きです。次巻も楽しみです。

  • 裏社会の一族デ・コスタ家唯一の花嫁候補であるロザベラは、敵対するアリスタ・ファミリーの情報を探ろうとする。しかし、逆にボスであるリカルドにさらわれて…。

    ダリオの株がぐーんと上がった巻。それに比例してエミリオ怖いとなりました。本当に怖いです。
    (ノアを兄だと仮定すれば)今回も甘さ一切なし。シリアスです。少女小説でここまで容赦ない展開はめずらしいのでは。
    ロザベラが成長し『デ・コスタ家の女』になっていくのがわかります。

    どうでもいい話ですが、サブタイトルがなくて、ただ2と巻数表示になっているのがありがたかったです。

  • 三兄弟のそれぞれの魅力が際立った雰囲気。
    まだまだ、隠された事実も多いような気がする。
    従兄弟同士と思っていたら、
    今回は新キャラが派手に登場してくれた。
    今後の展開が更に楽しみになりました。

    そして、ミステリアスな展開と平衡して、ロザベラが成長していく姿を見守っていきたい作品。

  • シスター ブラックシープ三巻以上の傑作だと思う。

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著者プロフィール

北海道出身。第1回角川ビーンズ小説大賞にてデビュー。代表作に「光炎のウィザード」シリーズ、「デ・コスタ家の優雅な獣」シリーズなど多数。

「2023年 『弁当屋さんのおもてなし 新米夫婦と羽ばたくお子様ランチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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