舞姫・うたかたの記 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 662
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008430

感想・レビュー・書評

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  • 舞姫に関しては学生が読むのと大人が読むのとでは感想が大きく違いそう、、社会人を数年経た私としては読みながら現実的なツッコミが邪魔してあまり楽しめなかった笑

  • うたかたの記:
    何とも救いのない話。国王の身勝手に振り回されるマリイ親子。権力者から一方的に向けられる恋慕の情は怖い。(これは先輩後輩程度でも成り立つでしょう。)妻が襲われて、王に殴りかかるスタインバハ、アカデミー賞のウィルスミスを彷彿としてかっこいい、けどどちらも失うものが大きいことは、教訓にせねばならんのかな。

    ふた夜:
    ちょっと文語だと難しくて口語訳を読んでしまった。戦争、駅など、今の時代とは違うものが文語だと分かりづらい。
    親の都合で結婚させられるのは、「文づかい」に通じるのかな。文づかいより救いがないのが辛い。

    舞姫:
    ロマンチックな話かと思いきや、クズのバッドエンドの話なんだな。情に負けても、子は成してはならん。豊太郎はそのままプロイセンで生涯を終えるべき。エリスを幸せにして欲しかった。
    とはいえ、舞姫=貧しい、など、時代背景に沿った内容で、当時に思いを馳せた。

    文づかい:
    この話は好き。イイダ姫の父の、「血の権の贄は人の権なり」と言う言葉に、優れたものを持つ人でも、何かを犠牲にして生きている、という意味を感じ、ハッとした。我が身の上を嘆くイイダ姫が、胸中を明かして、想い人と結ばれずに物語が終わるところも現実味があってよい。(でも、どうなったんだろう)

    普請中:
    口語になるとこんなに読みやすいのかと思った。(舞台が日本であることにも関係するかも)
    内容は短いが、当時のホテルでのシーンに思いを馳せることができた。

  • 独逸三部故事有美和芸和演。韻是好。希腊(Greece),丹麦(Denmark),犹太教(Judaism), 罗马教(romeism)。有样的字是不一样

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著者プロフィール

森鷗外(1862~1922)
小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医。本名は森林太郎。明治中期から大正期にかけて活躍し、近代日本文学において、夏目漱石とともに双璧を成す。代表作は『舞姫』『雁』『阿部一族』など。『高瀬舟』は今も教科書で親しまれている後期の傑作で、そのテーマ性は現在に通じている。『最後の一句』『山椒大夫』も歴史に取材しながら、近代小説の相貌を持つ。

「2022年 『大活字本 高瀬舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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