リバース;エンド 恋する次元連死 (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008898

作品紹介・あらすじ

ある日、星宮勇輝の前に現れた謎の少女。彼女は勇輝の恋人・天永紗耶香の死を予言する。並行世界で起こる紗耶香の死が次元を越えて連鎖するというのだ。紗耶香の命を守るため勇輝は自ら並行世界へと旅立つが!?

感想・レビュー・書評

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  •  絵が良いだけに、ちょっともったいない作品である。設定そのものは使い出もありそうで良いのだが。

     バトル物というのは、基本的に工夫がその肝だと思っている。
     見るからに強そうな格上を相手取って、機転を利かせて立ち向かい勝利する。その工夫の妙であったり、どんでん返しの展開によって楽しむものだ。
     その点、この作品ではご都合主義的な展開を採用しながら、後味の悪い展開にしている。
     じゃあ(これはネタバレに類するかもだが)、相手を物理的に傷つけないバレットを想像すれば良かったのだ。空想力を最大限に生かせる武器の名が泣いている。

     エピローグでの展開も、別段意外でもなくて(むしろ当然の展開である)、後味の悪さだけが残った。
     序盤の型通りな会話の拙さといい、説明不足な世界観といい、意外性に欠ける展開のさせ方といい、どうにも上手くない物語である。絵は良いのになあ。

     これは余談だが、謎の少女も、カラー絵で対比的に似通った服装で描いているように見えるのだけど、これでもし平行世界の彼女なのだとしたら、さすがにベタが過ぎる気がする。

  • タイトルに騙されてしまった;普通にラノベ…

  • 設定は、良いんですけどねぇ…設定は…

  • スニーカー文庫の公式サイトで試し読みできます。
    ……ええ、試し読みだけでした。

    率直に言わせてもらいますが、主人公視点での語りがひたすら気持ち悪い。

    「アニソンを歌い始める携帯」「孤独だった毎朝」「きゅっとネクタイを締める」「救出しにいってやる(寝起きを起こすだけ)」……。
    キャラクターの語りはキャラクターの人格が反映されます、じゃあこういう事を軟派な口調で語りだす主人公はどうなのか。
    ……想像した時点で拒絶反応が起こります。

    行動は将来かっこいいのかもしれません。
    語りが気持ち悪いだけで人格はいいのかもしれません。
    ……でも無理です、作者が表現出来てない時点でアウト。

  • 作品としてはよくある学園ハーレムラブコメ+SFバトル。
    しかし同ジャンルによくありがちな主人公がふらふらしているのではなく、メインヒロイン一筋なのは好印象かな。
    平行世界でのヒロインの死が自分の世界にも影響を与えるという設定も面白いし、エピローグはそうくるか!と目を見張った。
    反面、キャラが可愛くなく会話もイマイチ、バトルシーンも分かりづらい。
    総じて、所々にいい設定やら展開やらはあったんだけど、それを活かすための筆力がなかったかなと言った印象の作品です。


    ブログでもう少し詳しく感想を書いています。

    http://blog.livedoor.jp/akinator/archives/30235452.html

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