本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041009727
感想・レビュー・書評
-
1967年、1983年〜1987年、1995年の短編集8編。
勧善懲悪でなく面白い。
特に「高級官僚を死に追いやった手」が人間の怖さを表している。
しかし、昔は個人情報にもおおらかで、銀行通帳も簡単に作れたのだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2浪目にも関わらず3年目の入試の日に寝坊。
試験を受けるために大学に爆破予告をする。
念願の大学入学を果たしたが、その行動に気付いている人が。
「受験地獄」を含む7編を収録した短編集。
最後にちょこっと十津川警部が出てきましたが、
シリーズではなくバラバラの短編集でした。
バラバラとはいえどの話も、ただ事件を解決するだけではない話ばかり。
最後に心がもやっとするような。
人の嫌な心理をつく作品ばかりです。
でも、そういうところがすごく人間ぽい。
すっきり解決してチャンチャン、という小説より、味があって面白いなと思いました。
さすが西村京太郎だけあるな、と。
短編ではなくちゃんと読みたいような、でも短編だからいいのかな、というような感じでした。