- Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010099
作品紹介・あらすじ
SRI(特殊科学捜査研究所)の5人が怪事件の謎を追う!突如生物が白骨化したり(「地を這う美女」)したり、ヒトが溶解するする事件(「闇にうごめく美少女」)など、この世ならざる出来事の真相は!?
感想・レビュー・書評
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面白かったです☆ドラマでPart1を見ていたんですが、こっちは見てませんでした。でも不気味でおどろおどろしい死体の描写が良かった…といったら変ですが、夜中に読んだら怖かったですf^_^; 最後の犯人は⁇青い箱はなに⁇ということで続編あるのかしら。ホラーは苦手ですが、ゾクゾクっとしながら読みました。
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全体的に良かったが、終わり方が…(;´༎ຶ∀༎ຶ`)
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ウルトラQ的(判る人は年寄りなのか?)。
ドラマ元ネタなんで読みやすい。 -
あの小林弘利さんですよ!お懐かしや…!
という勢いで購入。 -
『怪奇大作戦』は1969年、円谷プロダクションが空想特撮シリーズの後番組として制作した特撮を演出に加えたSF犯罪サスペンスドラマで、海外での評価も高く、『Xファイル』を製作したプロデューサーのクリス・カーターをはじめ、『ガリレオ』シリーズの東野圭吾らに強い影響を与えた傑作シリーズ。2013年10月、『怪奇大作戦ミステリー・ファイル』として新たに制作された4話を放映に合わせて1話と4話の脚本を手がけたベテラン作家の小林 弘利によるノベライゼーションが本書。
過去に2度《リメイク》という形で制作されたものの、往年のマニアを意識し過ぎた脚本、演出故に、斬新さに欠けた保守的な印象から、その評価は高いものではなかった。今回は3回目のドラマ化に伴い、前作の失敗点を踏まえスタッフ、キャストは一新され、「現代の社会における人の心の闇とは?」をテーマにコンピューターの普及に伴い、科学者のみならず民間レベルにおいても高度な知識と技術を持つ専門家や技術者が社会的要因によって犯罪に及ぶ恐怖と、ハッタリの効いた科学理論がうまく調和して怪奇な難事件をミステリー調に描き出すストーリーは、過去のリメイクではなく、正統な《続編》といえよう。
第一話『血の玉』は父親の我が子に対する愛、祖父の孫への情が共通の動機となって、己の心の中に《犯罪を正当化》させてしまう恐怖と、科学の目には愛情や希望は、人の心に取って「猛毒」に映るという暗喩、愛する子供の為ならば鬼畜に落ちることすらいとわない親の姿は鬼子母神をして「平然と親が我が子を殺す現代社会」に対するアイロニーは、まさに旧シリーズの持っていた寓話性を受け継ぐ傑作。
第2話『地を這う女王』は、数時間で人間が白骨化してしまう事件をから
操作が開始されるも、事件は意外な展開へ。社会に進出する女性にとって「男社会」への不満や軋轢をデフォルメして見せた怪作。
※3、4話はこれから放送の為、感想は放送終了後に記載します。
小林は、ノベライゼーションにあたり、小説としてのプロットをより明確にするために脚本ではオミットされた部分にも補完を加え、登場キャラクターの心理描写をより明確にするとともにストーリーにも奥行きを与え、ノベライズ作品のもつ本来の《ありよう》をも提示した。 -
あのSRIが活躍する『怪奇大作戦』の新シリーズのノベライズである。2013年10月にNHK-BSプレミアムで放送されるようだ。
数十年前にテレビで観た白黒の『怪奇大作戦』は子供ながらにも非常に面白く、毎回観ていたのだが、この作品はその記憶を全てぶち壊すかのような酷い作品だった。
四つのエピソードから構成されているが、いずれもホットな科学知識が意味も無くたくさん散りばめられているだけで、核になるものの無い釈然としないストーリーであった。数十年前にテレビで観た『怪奇大作戦』はもっと明確なストーリーで恐怖を感じる作品だったはずだが。