この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2013年9月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010204
感想・レビュー・書評
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本の内容というよりも、この本から体験したことを書こうと思う。
3年前ほどに「小説家になろう」の原作を読んで笑った小説が発売されたと知った。
きっかけはアニメ化。動画配信サイトで個人がMADの形で編集したものを見たからだ。
ネットで発表されたものとは違い製本されたものは、性的なコアな表現や、ギリギリな時事ネタな(?)所が削除されているみたいだった。
そういう原作の部分をもう一度読みたいな、と「小説家になろう」へアクセスするとすでに削除されており、残念だな・・と思うと同時に面白いことに気がついた。
製本された商品をみると、本当にきれいに物語が整えられている。
はじめから製品として売るつもりだったのか、そういう遊びの部分(枝葉)と面白い部分(売り)がきれいに分かれているのだ。
たぶん原作を読んだ人なら誰もが感じることだと思う。
やられたな、という気持ちもあるが、これはこれでもうひとつ笑わせてもらった気分で、悪くない気がした。
マッチポンプ・・うまく口にはできないが、「一見さんお断り」みたいな感じがして、商売の仕方を試行錯誤する姿が読み取れた気がした。
そういうライブ感を本でも味わえるのなら、ライトと銘打ったのもうなずける。
そういうのが今後も味わえるのなら、今後も買うかもしれない。8巻まで(現行最終巻+スピンオフめぐみん二人は最強:仮面の相談 全部)手元にあるが、原作からの削りだしで終わるのか、それとも作者が新しい物語を書いてくれるのか。それを見届けたい。
買うかどうかは、その後で考えるかな。
アニメを見る限り、続編が期待できないのが悲しいけれど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々にライトノベルらしい「ライト」なノベルを読んだ。なろう系の王道である異世界転生ファンタジー。主人公含めメインの登場人物達の性格がひどく子供でイライラした。特に女神のアクア。顔と能力がいいから許されてきた典型的な性格の悪さで「プークスクス」笑いが本当にイラつく。
文章は特に読みづらいとは感じず、ストーリーにしても最後にカタルシスらしきものは入れてあり、それなりに読める。この本のターゲットから私は外れていたということだろう。 -
さいしょはなろう的で読みにくいなって思うところもあったけど、なんだかんだゆるくて面白かった。
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やや惜しさを感じさせる作品だった。
イベントの詰まった物語で、楽しめたのは楽しめたが、終盤の展開がやや雑で、狙いが見えづらかった。武器を奪えば勝てる、という部分に論拠が見あたらないのだ。
その点だけが残念で、星四つ半相当と評価した。
それにしても、しっかりクエストをこなしていて、なかなか楽しめた一作だった。
Web上での連載は読んでいなかったので、評判だけ聞いていたが、頷ける出来映えである。
一冊の本としてもまとまりがよく、これからにも期待が持てるところだ。 -
スニーカーの異世界もの推しの差し込みと三嶋さんの絵に惹かれて。パンツスティーラーと駄女神と爆裂魔法使いとドM騎士のパーティー。あらためて文字にするとインパクト強いメンバーだな(笑)アクアは女神なだけにスペックはそれなりに高そうだけど、それを補って余りあるダメっぷり。よく女神として崇拝対象になれたよね…(笑)この後も異世界に残る(残らざるを得ない)展開のようで、この強烈なパーティーがどう本懐を遂げていくか楽しみに読んでいこうと思います。
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Web小説ではアリなんだろうけど、願いで女神自身を指名するって導入、商業誌でやっていいのか? さすがKADOKAWA。主人公たちのポジティブな生き方がウケた。主人公が、才能のない自分に対していちいち僻んでないのが良い。ほぼその場のノリで進む中身ゼロのストーリーだったけど、何か所かで笑ったので★+1。
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web版が好きだったので購入。キャラクターの魅力と軽快なテンポはweb版と変わらずに素晴らしいけど地味な印象をうける人もいると思う。1巻だしもう少しエピソードを派手にしても良かったかもしれないと感じた。
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Web版は読んでませんが、話がかるく面白い。
なんも考えずにスラスラ読めます。
シリアスな本の合間のちょっとした息抜きにオススメです。 -
カズマさんのクズっぷりパネェっす