西の善き魔女3 薔薇の名前 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010471

感想・レビュー・書評

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  • フィリエルが王宮ハイラグリオンに行く話。王宮にフィリエルやルーンが馴染めるんかな、と思ってたら怒涛の展開の速さにびっくり。まさかそんな展開になるなんてとハラハラが止まらない。フィリエルの行動力はほんと応援したくなる。

  • 角川文庫版で読んだり、中公文庫版で読んだりしている。
    もしかすると、少し内容が違っているのかもしれない。

    フィリエルが、アデイルとともに(そしてマリエも)王宮に入る。
    そこは権謀術数の渦巻く世界。
    女王候補として、レアンドラとの姉妹対決が始まる。

    フィリエルの両親、ディー博士とエディリーン王女の駆け落ちと、父の異端とされる研究の謎につながるリイズ公爵は、あっけなく暗殺される。
    ラスボス的な存在のようだったのに?
    案外生きていたりするのかなあ、とも思う。
    かなり周到にプロットができているようだから。

    急に蒸し暑くなって、早くも夏バテ気味。
    ちょっとこういう話はめんどくさくなってきた。
    作者さんにはちょっと申し訳ないけど。

  • 特別短編でのユーシスとロットの仮装ネタがブルース・ブラザーズであるとこで、初めて親近感が湧く。

    本編はここまでくると最後どういうオチがつくのかを確かめるためにあとは惰性で読み切るかなぁ

    主人公が王家の血を引いていたり、女王の後継争いに巻き込まれたり、本当に好きな人とはなかなかうまく行かずにそれ以外の人には想われたり、でも基本、坊ちゃんお嬢ちゃんなとこがライトノベルチックであたくしにはちとハードルが高い。

  • フィリエルとルーンの気持ちに今一つついていけない。突然盛り上がっている感じがするというか、フィリエルとルーンの幼い時の関係性とかが描かれていないので、お互いの存在の大事さがあまり伝わってこない感じ。この辺は後で補完されるのかなぁ。どちらかというとアデイルとユーシスの関係の方が気になる。
    物語の展開としては大きく動き出したので、これからどういう風に話が向かっていくのか未知数で楽しみ。
    表紙のルーンが繊細で風変わりな美少年と言う感じでイメージにぴったり。

著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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