- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041012901
作品紹介・あらすじ
10年前、自らの手で殺害した最愛の恩師ザ・ボスが生きていた!?“ビッグボス”の称号を得たスネークが、CIAとKGBが暗躍する中米で、謎の武装集団と核の脅威に立ち向かう。大ヒットゲームの傑作ノベライズ!
感想・レビュー・書評
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ゲーム勢でも違和感なく、物語の中に引き込まれてしまった。
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ゲームソフトのノベライズ。
核抑止論、国際政治、ミームなど、元がゲームでありながら、考えさせるテーマが深く広く盛り込まれており、明らかにゲームの表現作品としての可能性を広げたシリーズ。
ただゲームを文字起こししただけのようなノベライズが巷に溢れるなか、ゲームとの関わりなく単体で堪能できる出来となっている。 -
野島一人のMGSノベライズは、この本が一番最初に出た。無名の新人が、なんとなくでスネークが墓参りをするシーンを書いて、それが偶然に小島秀夫の目に止まって、本を書く事になる。そのような偶然があるのだろうかとも思うが、伊藤計劃という稀有な前例がいるので、どんなことでもありそうだ。
この作品も、ゲームのストーリーをなぞるだけではなくて、その時にキャラクターが感じている事を、しっかりと書いていて、ゲームをプレイしてから読んでも楽しめるし、ストーリーがもっと体の中に入る。ゲームとの違いもいくつかあるが、それも小説の雰囲気を損なわないような削り方、増やし方がされていて、複合的な物語だけど、流れるように読めた。読者に、そのような体験をさせられるほどの人ならば、今までにも文章を書いてきた人なのだろう。現時点ではMGSのノベライズしか書いていないが、オリジナルの方も読んでみたいなと思う。 -
29:ゲーム未プレイだけど、ついったで評判がすごくいいので購入。伊藤さんの再来か、みたいなツイートも見たけど、伊藤さんの「かすかなリリカル」(雰囲気ではなく文章が)な感じは薄めで、個人的には同一人物説は否定したいかな。
単なるノベライズを越えた「メタルギア」サーガ、楽しめました。一回遊んでみたいなあ。 -
この頃のヒューイはボートを用意されないで済みそうだけど、いったい何がどうなってああなってしまったんだろう?
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死者の帝国、行進する死者たち…など伊藤計劃を意識した言い回し、ファントムペイン、パニッシュドなど次作を意識した言い回し。まさに伊藤計劃に捧げた一冊。
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伊藤、長谷版に比べると普通のノベライズだと思う。
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伊藤版・長谷版、そしてこれ野島版。ひどいゲーム音痴のため、これも全くプレイしたことがない。けどもこれも良かったー!前二人の作品に比べてしまったら散漫な印象があったり文章のスマートさ?美しさ?に欠ける感じはあるけども、充分おもしろかった!
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冒頭にUH-1ヘリが登場した章でヒューイが初登場するところとか、ニヤニヤしてしまった。