臨床犯罪学者・火村英生の推理 アリバイの研究 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041014318

感想・レビュー・書評

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  • 『アリバイ』がテーマの一冊。テーマがある本はいろんな側面が見えて面白い。
    「三つの日付」がよくある話そうなのに、非日常感があって良かった。

  • (自選短編集)

  • すごい、挿絵もついてる~と思いながら読んでいた。

  • アリバイ関連の話の傑作選。過去に読了しているので改めての感想は特に無し。

  • ・三つの日付
    ・わらう月
    ・紅雨荘殺人事件
    ・不在の証明
    ・長い影

    ビーンズ文庫のために、作られた短編集なので
    読んだ事があるものが多々。
    久しぶりに読んで、こんなトリックだった、と
    思い出せるのは楽しかったですが。

  • ひとつのテーマに絞っての短編集。今回は「アリバイ」 大阪メインだったので、森下刑事もいっぱい出てた(*´▽`)

  • アリバイがテーマの短編5編収録。今回は以前読んだ気がする話と、漫画で読んだことのある作品でした。小説はこんな感じだったのかーとか、懐かしい!これ読んだ!と思いながらのたのた読み進めました。

  • +++
    アリバイ――それは犯罪者が安全圏へ逃れるための蜘蛛の糸。推理作家・有栖川有栖が書いた色紙や、シドニーで撮られた写真によって紡がれるその糸を、クールな犯罪学者・火村英生が叩き切る! 傑作揃いの短編集。
    +++
    第一話「三つの日付」 第二話「わらう月」 第三話「紅雨荘殺人事件」 第四話「不在の証明」 第五話「長い影」
    +++

    犯人が施したアリバイ工作は、アリスのサイン色紙だったり、南半球で取られた写真だったり、タクシー運転手の証言だったりとさまざまだが、熱血森下刑事の聞き込みや、火村先生のクールな観察眼、そしてアリスの一見どうでもよさそうな茶々による閃き(火村の)によって、薄皮をはぐように少しずつその齟齬が明らかにされていく。何とも言えない快感である。ただこのカバーのイラストがあまりにもイケメンすぎて、イメージを狂わされるのがいささか難でもあるかもしれない。それはさておき、火村とアリス、相変わらずいいコンビだなぁ、と思える一冊である。

  • 所持している本ですべての短編が読めるのに、やはり買ってしまうビーンズ文庫版。おなじレーベルから刊行された本は背表紙の作りもそろっているので、並べて眺めるとうれしく、楽しくなってしまうのだ。前回の「暗号の研究」より記憶は残っていたが、ひさしぶりに読むとまた違う。とくに記憶が薄れていたのは「不在の証明」、お気に入りは「三つの日付」。それからどうでもいいことだが野上さんが登場してくれなかったので少しさみしい。次回は「スウェーデン館の謎」がビーンズ文庫になるとか。火村先生が風のように飛んでくるアレね! と楽しみ。

  • わらう月は結構好きだった。ビーンズ文庫になってる分しか読んだことないけど火村先生シリーズでは異色な気がした。
    紅雨荘は最後がちょっと物足りなかった感じはしたけどなんか好き。お人形が登場した所為かもしれないけど。イラスト見たら違ったけど某薔薇乙女の第五ドールかと思いました。
    三つの日付のカナリアってどの本に載ってたっけな...読んだ覚えはあるんだけど。まあストーリーには関係ないけどね...

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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