- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041016367
作品紹介・あらすじ
財務省の若手官僚が自殺を図った。遺されたノートには昭和初期の経済政策が綴られていた――彼の真意とは? 国会議事堂、日銀、マスコミ、金融市場を舞台に、経済の裏側に巣喰う禍々しいものの正体に迫る!
感想・レビュー・書評
-
経済ホラー
短編かと思ったが、絡みあい最後に分かってくる
この作者には、この様な話は個人的にもとめていない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさかの経済ホラー短編集でした。
金融市場の窓で出てくるような、ディーリングルームの切羽詰まった空気の描写がリアルな感じでとても好きです。
経済とホラーはあんまり合わなかったような気がします。 -
久々の失敗となってしまった。
各業界の専門用語を連ねて話しを進めるのは良いが、ホラーとしてのオチの所に捻りがなさ過ぎる。
阿刀田高氏のC級品以下のレベルだ。 -
オムニバス形式。短編6編。経済ホラー小説というのに興味を惹かれて。
政治・経済に携わる人々が突然巻き込まれる奇妙な出来事。ホラー部分はオカルトと怪談の中間のような感じ。作中で語られる政治・経済の話と合わさって空恐ろしさが増す。でも消化不良な感じが残る。
「金融市場の窓」が一番よかったかな。 -
初めての幸田真音作品であり、初めての経済小説。作品名の「財務省」という言葉が気になって衝動買い。
他の経済小説はどんなのなのだろうかと気になった。 -
はっきり言って、酷い
全く趣味に合わない
タイトルから想像していたものと全く違うものでして -
先日本屋さんをぶらついていたら、幸田真音女史の文庫本を見つけました。かすかにタイトルを覚えていたのですが、単行本は2011に出版されていたようです。
小説の内容は、彼女があとがきで述べているように、彼女が初めて挑戦した経済ホラー小説です。6つの短編小説からなっていますが、どれも続きが読みたいなと思いました。
彼女自身も述べていますが、この手の作品は取材に時間がかかる割には、小説として仕上げるのはもっと苦労するようですね。彼女の渾身の力作をソファーにもたれながら楽しんで読書するなんて贅沢だなと、良い時間をいただきました。
2014年6月22日作成