七福マフィア (2) (あすかコミックスDX)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 26
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784041017258

感想・レビュー・書評

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  • 名こそ有名なれど、良い縁起の象徴であるが故に、漫画に登場する事が多くない七福神が前面に出ている上に、マフィアのボス候補の息子と絡む設定は斬新
    しかし、私が感心したのは、そんな設定を暴走させずに手綱を見事に捌いていたストーリーの堅実さ
    行方が不明になった七福神を探し出し、真っ向から向き合い、己の器を認めさせ、対等で頑丈な主従関係を結ぶ、定番である分、安心して読める
    あとがきで寺井先生自身がぶっちゃけているが、少年漫画道を突っ走っている作品
    しかし、それはあくまで、王道の少女漫画雑誌であるASUKAに掲載され、他の作品と比較すると、少女漫画のジャンルには入らないってだけで、正確に言えば、少年漫画風だろう
    絵が少女漫画っぽく、内容が少年漫画っぽいって言う、アンバランスさこそ、この『七福マフィア』の最大の魅力と言える
    2巻が出るまで、1巻を読むのを我慢していた甲斐があった
    七福神のみならず、鬼族の中でも最も有名と評しても過言じゃない酒呑童子が登場する点も、ファンタジー好きとしてはたまらなく嬉しい
    今後、人間ドラマ色が濃くなるのか、それとも、バトル色が強くなるのか、また、他の実力者の神や妖怪が登場するのか、心底から楽しみ
    個人的に好きなキャラは、寂しがりやのくせに、その感情表現が致命的に下手な、戦闘狂の毘沙門天

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