遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 687
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022979

感想・レビュー・書評

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  • 発掘調査員のミステリなんて新しいな、と思ったので手に取ってみた本書。なかなか面白かったです。

    小学生の頃は恐竜博士だったので、発掘現場が写真がわんさか載ってる大人向けの本もよく読んでたんですが、その写真を思い出しました。でも、高校の地学選択で培った知識は、作中に出てくる鉱石が特殊すぎるせいで全然役に立ちませんでした…。残念。

    殺人は起こってるんだけど、ミステリというか、基本的に発掘調査の本、かな?単行本ではもう何冊も出てるみたいですが、次巻も文庫になるのかしら。ちょっと気になります。

  • 歴史ミステリー。詳しい歴史がわかると2倍も3倍もおもしろいんじゃないかと思いますが、どこまで史実でどこまでが創作なのか、わからない。線引きのドキドキ感が味わえない悔しさを引き起こす本でもありました。最近、古墳の勉強したところだったから、タイムリーなのは嬉しかった。しかし、古墳も墳丘墓の区別も読むまでついてなかったけどね。

  • 2015/5/29(金曜日)

  • 専門用語が並び立ててある上に、一人称と三人称が混じるような感じがあって文章がちょっと読みにくい。
    全体的に硬い印象。

  • 遺跡発掘師シリーズ1作目。


    奈良の古墳発掘を発端に、関係者の殺人事件が発生。
    事件に対する推理と、
    発掘の目的でもあった皇統に関する謎の究明が絡んで・・・という話。
    近頃読んだシリーズ物の中では珍しく、
    主役の抱える闇というのか過去の謎の部分をあっさり開示。
    幼馴染みとの因縁なんかも全部説明されました。
    いろいろと推論も展開されていて、結構盛沢山な感じです。


    萌絵さんと無量くんのコンビ(?)結成にまつわる話とも取れますが、
    表紙の印象だったり、
    王子様的要素とも取れる若さに似合わぬ能力値の高さだったり、
    当初危惧していた予想を良い意味で裏切られました。
    萌絵視点の部分はどうしてもラブコメ要素が強くなりますが、
    失われた時への推理というのか、
    発掘品や古文書などから展開される話が良かったです。
    特に後半、作者はこれが書きたかったんだろうなという、
    怒濤の展開があって一気に読破しました。
    次回は何のテーマで書かれているのか楽しみです。

  • 遺跡???とはてなマークで読み始めた。が、あっという間に読み切り!

  • 久しぶりに桑原水菜氏の本を読んだ。相変わらず、コバルト離れしてる。あ、これ、コバルトじゃなかったな。
    話は発掘、レアメタル、殺人事件が絡み合い複雑になっていくのだけど、終盤にむけて、加速していく物語に比例して世界に引き摺り込まれ、自分の読む速度が追いつかず、もどかしかった。久しぶりに、続き読みたい!萌絵ちゃん、無量くん、どーなる!って感じですた。

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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