遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.39
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本棚登録 : 686
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041022979

作品紹介・あらすじ

永倉萌絵が勤める亀石発掘派遣事務所には、絶対的エースがいる。世紀の発見を繰り返し、天才発掘師と名高い西原無量、その人だ。奈良の古墳から出土した宝玉をめぐり、無量たちの周囲に暗い影が迫る!

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の割に中身は硬派で読み応えがあった
    発掘に関する小説はこれが初めてだった
    難読漢字に最初だけではなく数十頁後に再びルビが降ってあるのは親切だなと感じた

  • 古代とミステリーというのが気になって読みました。
    テーマは好みなんだけど、鉱物関係は難しくて疲れてしまった。やたら眠くなってしまった。
    あとヒロイン?の言動にモヤモヤしつつ、恋愛要素もいらないかなと…

  • 2023/09/26 再読
    亀ケン遅刻したら1万円給料から引くって酷いなw
    所員キャサリンは時々出てくるけど、もう一人の金垣寛人ってこの後出てきたことあったっけ?
    現場は奈良県上秦古墳。

  • 図書館でたまたま見つけて、ブクログ評価悪くないので手に取ってみました。

    なんか2時間ドラマ的な?いやあそこまでいくとインディか?展開ではあったけど楽しめました。この龍の一族さんは今後も出てくるのだろうか?忍さんは今後も出てくるのだろうか?
    永倉の留学理由と特技が好きでした。
    あと、鬼の手ってゆーと、某漫画を思い出すのは年代によりけりか


    2023.8.29
    142

  • 想像していたよりもずっと考古学物
    恋愛的要素はいらなかったかなぁと、個人的に

  • 遺跡発掘というなかなか触れることがない話がテーマ。
    でもそれだけではなくて、その土地の特色が書いてあったり民俗学的なテーマも盛り込まれていたり天皇の話もあったりでとにかく盛り沢山。
    これだけの内容をよくひとつの物語に出来てるなーと。
    個人的には2時間ドラマとかを見てる感覚になりました。
    巻末の参考資料の量なんかを見てると、やっぱり歴史や民俗学なんかが絡むとこれだけの資料を参考にしてひとつの物語を纏めるんだなぁ、凄いなぁ、大変なんだなぁ。
    とても面白い話だし、シリーズものなので追いかけてみようかと。

  • 発掘派遣事務所と発掘に特化した派遣事務所があることを知った.
    イケメンで人間関係に難ありの西原無量の天才的な発掘師としての勘と技量が問題を作っているようなシリーズ,
    邪馬台国や天孫降臨に関わってくるような蓬莱伝説のキーとなる海翡翠を巡って起こる殺人事件,歴史の蘊蓄と無量,萌絵の会話が面白い.

  • 友人に勧められて読んだ1冊。

    元々私自身遺跡好きで、遺跡発掘師の話という珍しい題材で読み始めるまで期待値は高かった。が、初っ端から専門用語が出てきてなかなか読み進むのに苦労した。でもだからこそ、本格的で深い内容になっていると感じたし、客観的に遺跡発掘師や遺跡発掘に携わる他の職業(遺跡発掘師のアテンドなど)の細かな仕事ぶりを知れて面白かった。
    ただ、キャラに魅力があるように思えず、萌絵の言動に終始イライラさせられた。普通の性格だと、キャラづけの観点から弱いんだろうなと思ったが、その仕事についているなら、口に出さず心の中で言うとか、もう少しミーハーなところを抑えつつ、経験不足を色々な方法を考えて補う等、応援したいと思わせるキャラだと尚良かったのかなと感じた。
    中盤〜後半にかけては専門用語に慣れて、展開もけっこう派手に動くので個人的には読んで良かったと思う。無量の人間味もページを追うごとに出てきて、こちらは応援したくなった。それと萌絵の特技に驚いた。ちょっとやるじゃん、と思った。

  • 遺跡発掘師の無量くんは魅力的なんだけどね

    いかんせん
    無学の自分には
    古代の歴史とか鉱物とか
    む難しい…
    漢字の羅列が…
    エネルギーを要する

    それでもストーリーは楽しめた

    長く続いているシリーズで
    最近、新刊も出ていたので読んでみたけど
    これからあの3人の関係がどうなっていくのか
    楽しみだ

  • 「遺跡ー!!!楽しそう!!」と言うことで調べたら、割と最近に出た新刊に恐竜を発掘するとあったのでシリーズを追いかけ始めました。少し難しいですが、面白いです。

    私だけかもしれませんが序盤は専門知識が多く、かなり情報量が多いのでなかなか進みません。遺跡の名前や後半からは慣れ、専門知識が少なくなっていくのでスイスイ読めます。( 一応本文に説明があったりするのですが、頭が弱いので調べながら読みました )

    しっかりと遺跡発掘についても調べられていて、読んでいてとてもワクワクしました!キャラクター小説なので、無量や忍の設定背景もしっかりしていて、物語もどんどん壮大に…。ワクワクです!

    次作も楽しみです( それと恐竜まで心折れずに追いかけられるかも心配です )

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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