- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041024003
感想・レビュー・書評
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福山藩主であり老中でもある阿部正弘の生涯を描いた歴史小説です。舞台のほとんどは江戸で、福山は少ししか登場しませんが、若き阿部正弘が福山城から見た景色が節目節目で思い起こされ、題名ともなっています。
幕末に日本の発展を願い、尽力した名君に思いを馳せたひとときでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
意味ありげな闇丸は活躍できませんでした
結構時系列に阿部正弘の政治功績を書いてある
真面目な小説です -
江戸時代末期の老中を務めた安部正弘の生涯を描いたノンフィクションだが、大変面白い.冒頭で子供が出てくるが、成長して闇丸の名で正弘の情報源として活躍する.黒船への対応の過程は、江戸幕府の官房長官的な役割を果たしているが、今と一緒で根回しが重要だ.各大名の意見を集約する過程で、特に攘夷派の水戸斉昭とのやりとりは面白かった.
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わずか25歳で老中に就任した阿部正弘、黒船はじめ外国船の来航、攘夷派の水戸斉昭はじめ強硬派、それにもまして破綻する財政(破産状態の幕府)高まる内政不安。常に時代の先端を走り抜けた阿部正弘。
今井絵美子氏の端正は筆致に深く感銘をおぼえた。まさに群青を垣間見た。 -
外圧に弱い国
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面白かった。正弘と闇丸の関係が好き。