梟の裂く闇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 26
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041024973

作品紹介・あらすじ

十二年前、肥後の村で記憶を喪い、村人に助けられた谷五郎。妻女と子に恵まれ、平穏な一生を送る筈だった。だが、村に兵が押し寄せた時から、彼の運命が、大きく変わりはじめる──。書き下ろし時代長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 2015年4月角川文庫刊。書下ろし。すざましい腕を持つ忍者のお話。記憶を失っているため、謎があり、それがまたストーリーに緊迫感を与えていて、楽しめました。

  • 本格忍者小説
    珍しくて堪能しました

  • 伊賀者の霧生重蔵と明から来た伝林坊との壮絶な死闘.迫力のある描写だった.そこに至るまでの流れは,関ケ原の戦い後の駆け引きに始まり,徳川家康や秀忠が登場する.重蔵は怪我をして倒れていたところを救われて,熊本の村で谷五郎として生きていたが,記憶喪失状態だった.村を攻めてきた緒方宗兵衛との戦いで忍びとしての力を発揮して彼を倒し,ある程度記憶が戻る.軽快なテンポで進む記述なので一気に読破できた.

  • 一昔前にあったパターンの気が
    徳川幕府成立時の闇を天才伊賀忍び者を通して描く
    それゆえに抹殺されかかって記憶を失い穏やかな日々を
    そこに何故か戦国を引きずる藩主
    福山藩主の影を慕い誰に挑むのか、そして明国の国を捨てた忍びの意図は

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著者プロフィール

鹿児島大学理学部教授

「2008年 『攪乱と遷移の自然史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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