櫻子さんの足下には死体が埋まっている 八月のまぼろし (角川文庫)
- KADOKAWA (2016年7月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041030066
作品紹介・あらすじ
正太郎の家の前に置かれたカラスの死体。誰が、何のために…・・。また、人気キャラ、薔子の親友に纏わるおそろしくも美しい謎とは……。ひたひたと忍び寄る花房の気配、そして正太郎と櫻子に転機が……。
感想・レビュー・書評
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自宅前に今度は烏の死骸が置かれ亡父の絡む話は櫻子を子供扱いする舘脇母が新鮮。車で何かを轢いた怪談の真相に、自殺した薔子の親友による父と義母と叔母が絡む殺人。二巻や前巻まで遡り櫻子を普通側に繋ぎ止めようと責める舘脇の突然の高ぶりや、決定的な事を言いながら急な終わりに戸惑う様子に上手く寄り添えなかった。
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なんかもう、どっちも嫌な感じでした。逆恨みもここまでくると「いや、ちょっと無理がないか?」と思うし、刷り込みもそこまでくると「いやいや
…」と思ってしまう。どちらもお話なのだからそこまで考えなくてもいいのでしょうけど、とにかく後味が悪すぎました。正太郎のお母さんと櫻子さんに雪解けの雰囲気。これだけが救いでした。ラスト、正太郎が何に怒って櫻子さんを責めてるのか、私にはイマイチ分からず。若さゆえの正義感なのか、私がナナメなのかは分かりませんが。もやっとした全体でしたがやっぱり面白かったです。 -
正太郎の気持ち悪い正義感はどこから来るのだろうか。主人公っぽいといえばぽいけど、甘えと信頼を履き違えていて、どうにも嫌悪感を感じる。紹介文の"人気キャラ"というのも俗っぽい感じ。最初のは、ひどい逆恨みだ。
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薔子さんの身内もよく死に関わっていますね。
友達が殺人鬼とかなかなか怖いです。。。が、物語そのものもなかなか怖かった。
冒頭壱骨目の話もなかなか暗いというかメンタルやられている系ですね。
今年旭川に行ったので、小説内の描写がよりはっきりとしたイメージを持って再現で来ている気がします。
駅ビルのフードコートとか、結構おいしいものたくさんあったのを覚えています。 -
良いよ、良いよー。
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モノは面白いのだが、たまに正太郎が唐突(に見える)に櫻子さんに猛反発するのがいまいち理解できない。ストーリー進行上、必要なので無理やりそう持って行っているのではないかとさえ思ってしまう。
あと、動物を傷つけるヤツはクズ。