倒れるときは前のめり

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 2088
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041036433

感想・レビュー・書評

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  • 『図書館戦争』『レインツリーの国』『植物図鑑』ほか映像化続々の人気作家・有川浩。彼女が記した数々のエッセイを1冊に集約したもの。なぜ数々の記憶に残る作品が書けるのか、その理由が垣間見える本である。

    書くこと、読むこと、生きること
    この本大好き!
    映画も黙っちゃいられない
    いとしい人、場所、ものごと
    ふるさと高知
    特別収録小説

  • 【有川浩さんのエッセンスがぎゅぎゅっと♪】
    大好き有川さんの最新刊。
    小坂の母は高知出身なので、いつか行きたいと思っていましたがこんなところで口実ができた気がします。土佐弁に、思いのほかなじみがありました。おばあちゃん誘って近いうちに行こうかな♪
     
    やっぱり作家は自分の体験を加工して吐露していく生業なんだな…ってことのを改めて実感した1冊。私も紡げるようがんばります。
    最後の短編小説のゆず、香るが好き。
     
    倒れるときは前のめり、私もそうあります!

  • 大好きな作家のエッセイを読むのは、作品のイメージを損なう気がして避けてましたが、短編を収録というので買ってしまいました。はたしてその内容は善くも悪くものすごく正直な‼ますます好印象ですね。残念な点は書き下ろしはほとんどないことかな。

  • 胸がキュンとするような甘い恋愛を描いたり、このエッセイの中ではあまりよろしくない言葉づかいであったり、自分の考えをハッキリと公言するけど、相手の事をすごく気遣い言葉を選んでいたり。どれも有川浩さん。そこが魅力なんだろうな。このエッセイの中で、共感したのは『「嫌い」と公言 慎みたい』『「満足」にも支持の声を』です。誰かが何か発言すると、過剰に否定・攻撃したり、ほんと世間が狭量になっているなと。言葉は使い方によって利器にも凶器にもなる。相手が嫌な気持ちにならないよう、「好き」や「満足」をもっと声にしていこう。

  • 有川浩さんのエッセイを初めて読んだ
    想像してた人物像とかけ離れてて、「チキンな狂犬」という表現がしっくりきた
    苦手なタイプの人かもって思ったけど、巻末の小説がやっぱり好きで、作者と作品は分けて考えるべきだなと

  • ふだんは読まないエッセイも、普段と違うところにいると読んでみようかな、って気になり読み始める。

    P27
    「心に太陽が照っていなければ創作活動はできません。作家は自分が太陽だから、自分が翳らないための努力をしないといけません。悩みを人に聞いてもらったり、愚痴を聞いてもらったりも、自分をお天気にする大切な作業ですよ」

    中里融司さんから、有川さんへの言葉に、ちょっとしびれた!

    P100
    「好き」で繋がる共感は、いろんなものを生み出すけど、「嫌い」で繋がる共感はいろんなものを壊していく、と思っています。

    知り合いの演劇制作の方が昨今流行りのTwitterでつぶやいていた言葉である。

    たしかに!!
    それは、心に留めておこう。

  • 有川浩さんが各所で発表されたエッセイをまとめたもの。
    本や読書に関する話は面白かったし、東日本大震災のことに書かれたご意見的なエッセイもなるほどと思いました。
    私は有川さんの小説を数冊しか読んだことがなかったのですが、それでもこのエッセイ集は面白かったです。
    おまけの短編小説も良かったです。

  • 本は娯楽。
    その通りだと思った。
    でも最近、本を娯楽に思えなくなっていたから、
    この本読んでよかった。

  • 読みやすく、面白かった
    有川さんってこういう考えの人なんだなって
    初めて知ることが多かった
    短編もステキ

  • 図書館戦争シリーズ、県庁おもてなし課...大好きな作者なので思わず手に取りました。文章からは有川さんの人柄が伝わってきて、芯があって強い人だなと思った。私は変質者の自転車を蹴飛ばす勇気はない。作家ってそれくらい肝が据わってないと出来ない仕事かも。最後のゆずの小説素敵やった。また高知行きたいなあ、、

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

有川浩の作品

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