ドローン・コマンド 尖閣激突! (角川文庫)

制作 : 鎌田 三平 
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041037065

作品紹介・あらすじ

2017年、尖閣諸島の領有権を巡る日中の対立が激化。戦争となれば巻き込まれることになる米国は、大統領の切り札、元CIA工作員にして最新鋭のドローン企業を率いるトロイ・ピアースを送り込む--。

感想・レビュー・書評

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  • 尖閣周辺を巡る日中の確執が強まる中、米中衝突に繋がりかねない日中衝突を回避するために、元CIAで、現在はドローン関係企業の社長を務める主人公が日本へと送り込まれる。
    極超音速兵器とか言われる、中国のWu-14が実戦配備されたことにより、米空母が無力化されたときの国際政治シミュレートはなかなか興味深い。
    また、反腐敗の中国国家主席と、反自由貿易、同盟国の核武装容認の米大統領など、なかなかモデルとか著者の政治傾向もみえて面白い。
    ドローンにハッキングと、なんでもありになりがちな要素がそのままなんでもありで、そこはあまり上手くない小説ではあったが、著者は政治学博士だけあって、国際政治とか、各国の勢力やその動きはリアリティがある。

  • 昨今の東アジア情勢、尖閣諸島を巡る問題、日本の政治状況を踏まえると、強ち荒唐無稽とも言いがたい舞台設定。ドローン自体は、まぁ、なんと言いますか、ぶっちゃけ何でもありのキワモノですが、それ以外の政治状況などはあり得るかなと。

    それと、意外にこの作者、日本のことを勉強していますね。福島を巡る問題とか、原爆を巡る問題とかね。

    主人公がスーパーマン過ぎて、ちょっと興ざめという気がしないでもありません・・・(苦笑)

  • ドローンの兵器化は革命だと思う。

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著者プロフィール

カリフォルニア中部の労働者階級の家庭でタフな環境にもまれながら育ち、カリフォルニア大学デービス校で政治学の博士号を取得した努力の人。専門は紛争、テクノロジー、国際関係。講師、政治コンサルタント、メディアコメンテーターなどを経て神学理論を学び、ダラスにある非営利団体で10年ほど勤務する中、フィクションの執筆を始める。”Drone”、”Blue Warrior”に続いて本作が3作目。妻アンジェラとイーストテネシー在住。

「2016年 『ドローン・コマンド 尖閣激突!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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