- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041037966
感想・レビュー・書評
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2016年1月角川文庫刊。シリーズ1作め。見えないものを見、聞こえないものを聞くことができる人たちの京都の暮らしと、困った出来事を良い方向にしていくお話。よくできた設定で、興味深く、楽しめました。和菓子まで登場させるのは、余計かなと思いましたが、コレもなかなかの面白さでした。ライトミステリーではなく、秀逸なファンタジーだと思います。次巻が楽しみです。
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とある事情を抱えて不登校になった女の子が、祇園にある親戚のやってる小物・和菓子屋で住み込みで働きながら体験するファンタジーなお話し
「拝み屋」という単語は京極で聞き慣れているけれども、こっちはファンタジー要素満載
ってか、近所の人達もどの程度まで信じてるor知ってるんだろね?
拝み屋の仕事内容がいまいちどんなところまでカバーするのかわかりにくい
でもまぁ陰陽師の流れなんだし、あらゆる事にまで関係してるんだろね
学校に行けなくなった理由とその処遇、終わり方からして続編あるんだろうなぁと思ったけど、感想を書くために検索したら案の定続編があり
ま、確かにこれで終わりじゃぁないわな
文章も読みやすいし、人の悪意といっても高が知れてるので、気軽に読めてよい
続編も見かけたら読んでみようかな -
2016/4/15(金曜日)
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こーゆーの大好き。
シリーズとなるようで、嬉しい。
京都のはんなり感が存分に作品に出てて良い。
でもあの表紙はちょっとなー -
登場人物や京都の町の“はんなり”とした雰囲気が伝わってくる優しげなお話です。主人公の女の子は、突然あんな能力が備わってしまったら、そりゃ引きこもりたくもなるでしょう。でも、さくら庵で過ごすうちにその力とも折り合いをつけ生きていく術を身につけられそうな気配なので、成長を見守りたいと思います。作者さんは京都出身なのかと思ったら北海道出身の東京在住とかで意外でした。