雨の夜、夜行列車に (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 60
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041044599

作品紹介・あらすじ

講演旅行に行く元大臣と秘書。元部下と禁断の恋に落ちた、元会社員。その父を追う娘。この二人を張込み中に自分の妻の浮気に遭遇する刑事。今しも彼らは、同じ夜行列車に乗ろうとしていた。

感想・レビュー・書評

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  • 色んな人が主人公になる好きな書き方だった。
    最後、それぞれ関わりがなかった登場人物が一か所に集まるところが面白いかった。

  • <内容紹介より>
    「今夜、九時の列車よー」組織の金を盗んで命を狙われている逃走中の宮部は、自宅で彼を待ち続けている妻の亜紀子と、夜行列車で落ち合う約束をしていた。しかしその列車には、宮部を逮捕しようとする刑事たち、地方へ講演に出かける元大臣とその秘書、自殺しそうな元サラリーマンも駆け落ちしようとしている元部下など、各々の幸せを掴むための人たちが、乗り込もうとしていた。彼らを待ち受ける衝撃の結末とはー。

    ーーー
    特定の一人が主人公というのではなく、登場人物一人ひとりにストーリーがあり、奥行きがある。
    それぞれの物語が9時の夜行列車に収束してゆく展開の子気味良さと、軽妙な読み口は赤川作品の最大の魅力。
    少しご都合主義的な所もありますが、楽しく読める一冊。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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