CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 252
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053935

作品紹介・あらすじ

公安機動捜査隊特捜班――通称“特捜班”。それは、凶悪事件の初動捜査を担当する、警視庁公安部に所属する特別チーム。特捜班の稲見は、横浜の39階建てホテルが武装集団に占拠されたとの報せを受ける。宿泊客550名が人質に取られるという非常事態。事件を秘密裏に解決せよという任務に挑むが――。金城一紀氏原案の設定をもとに気鋭の作家が紡ぐ完全オリジナルストーリー。一気読み必至の警察エンターテインメント!!

感想・レビュー・書評

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  • 4月からスタートしたドラマと並行して、発売された小説版。ドラマの原作ではなく、あくまでも別の作品と言う位置づけらしい。登場人物はドラマと一緒なので、ドラマを観ていると、ストーリーもすんなり入ってくる。みなとみらい地区にある、某官僚が経営に携わっている超高層ホテルで、人質550人を取ったハイジャック事件が起こる。特捜班の役目はあくまでも「秘密裏」に業務を遂行すること。犯人にはもちろん、マスコミにもバレてはいけないし、警察内部でも事情を知っているのは、ごくわずか。そんな中、ハイジャックの犯人と特捜班の闘いを描く。スピード感はあるが、小説の割には犯人の制圧までが凄く短い。真の首謀者も、読んでいれば、かなり早い段階から分かる。つまらなくはないけど、この作品はやはり映像として、楽しむ方がいいのかも。

  • ドラマ版は30回ぐらい見ましたが内容が詳しくて良かったです

  • ドラマとは違う、オリジナルのストーリー。それでも面白くて後半は結構、一気読みしたかな。
    其々のキャラクターもドラマと同じで、ドラマのファンな私としては楽しめた。だれかの台詞が出てくる度に、その人の顔が頭に思い浮かんで(笑)
    最後の方は昨今のマスコミや権力に対して、ちらっと触れる部分もあってその辺は、社会性も上手く取り入れてるなぁ。と、読みながら感じた。

    余談で、これ続きないのかなぁ。。。?

    • hs19501112さん
      面白かった連ドラ。原作(原案?)つきだったとは初めて知りました。「読みたい本」に登録♪

      警察小説が好きなので、未読の警察小説が多数入っ...
      面白かった連ドラ。原作(原案?)つきだったとは初めて知りました。「読みたい本」に登録♪

      警察小説が好きなので、未読の警察小説が多数入っている「きーちゃんさん」の本棚、フォローさせていただきました。どぞ、よろしくです。
      2017/11/10
    • きーちゃんさん
      こちらこそ、フォローありがとうございます。色々とごちゃごちゃした本棚ですが(*_*)私も刑事小説愛読家としては、まだまだ駆け出しでして(笑)...
      こちらこそ、フォローありがとうございます。色々とごちゃごちゃした本棚ですが(*_*)私も刑事小説愛読家としては、まだまだ駆け出しでして(笑)でも、面白そうなものはあれこれ読んで、今後もあれこれ発掘していく予定です。刑事小説は、面白いですよね!
      2017/11/10
    • hs19501112さん
      お返事、感謝です。

      警察もの、面白いですよね。ぼくの知らない警察ものがたくさんある本棚、魅力的です。ぜひ、参考にさせていただき、未読の...
      お返事、感謝です。

      警察もの、面白いですよね。ぼくの知らない警察ものがたくさんある本棚、魅力的です。ぜひ、参考にさせていただき、未読の作家に挑戦しようかと♪

      お見受けしたところ、本田哲也、今野敏、堂場瞬一、逢坂剛、笹本稜平、横山秀夫などは既読のようですので、それ以外の、自分の(警察もの好きな人への)おすすめをいくつか。

      佐々木譲「笑う警官」
      佐藤西南「サイレント・ヴォイス」
      深町秋生「アウトバーン」

      気が向いた時、もしくは次に読む本に悩んだ時にでも、参考にしてみてください。
      2017/11/13
  • ドラマのプロットを元に別の作家が書いた話なので、ドラマとは違う話&実写だと高くつく設定。ドラマの世界をまだだ楽しみたいファン向け。


  • 新年1冊目は、公安特捜もの。
    ドラマ化された際の小栗旬のイメージが抜けないが、こう読むとキャスティングはばっちりはまってたな。

    テンポは良いけど、重厚感には些か欠ける。
    映像向き。

    警察庁、警視庁と。
    真なる正義とは何か。抽象的な理想概念が最も人間を嵌めやすい。続編あるなら、長編で読んでみたい一冊でした。

  • この前の火曜日、晩ご飯を食べながらTVに映っていたドラマを見ていたが、ありがちな展開にもかかわらず、西島秀俊(のスタントマン)が階段使わずにマンションを下っていく場面に、つい見入ってしまった。
    新聞のラテ欄にもその日の推しで載っていたが、何より金城一紀原案・脚本ということに惹かれ、本のほうも買ってみた。
    腐った国家を護る特捜班の仕事のやりきれなさと裏腹に見え隠れする黒幕の存在や特捜班のメンバーが凄すぎで負ける気がしないところなど、読み物としての深みには欠けるが、映画の脚本を読んでいるような感覚でまあ良しとする。

  • サクッと読めた。内容としては本編と同じ。
    でも、これまた映像化が難しそうなアクションに挑んでる。どうせならこの話も映像で見てみたい!
    ちなみに自分の頭の中ではこんな感じ
     ➡高石:波留・妹尾:神尾佑・倉橋:横浜流星。う~ん、倉橋だけビジュアル的にちょっと違う気がする。倉橋丈士って感じじゃない。ただ空手という点で。。。ま、映像化はしないだろうな。想像の中で楽しみます(笑)

  • 2021.01.27読了。

    原案が金城一紀氏ということ、過去にドラマもやっていたこともあり、読んでみた。

    エンタメとしては面白いし、ページ数も少ない(250頁)のですぐ読めるし、楽しい。

    ただ、内容はちょっと浅い。
    もっと深くまで描写してほしい。
    大山が何か探っていた理由も分からないし、鍛冶があそこまで“国”に執着していた理由もよく分からない。

    続編希望です。

    あと、ドラマの配役のイメージがピッタリ過ぎて、小説読んでる間中、役者さんの顔がずっと浮かんでました。
    ドラマも続編希望です!

    稲見朗:演者_小栗旬
    田丸三郎:演者_西島秀俊
    吉永三成:演者_田中哲司
    樫井勇輔:演者_野間口徹
    大山玲_演者:新木優子

  • 3

  • ざらっとした、いやな後味が残った。こういう話は現実にあることで、心の檻がたまりにたまった結果、バランスを崩して闇に踏み入れてしまうのだと思う。理不尽なことにどう折り合いをつけて、どう生きるのがいいのか、考えてしまった。

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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