幽落町おばけ駄菓子屋 春風吹く水無月堂 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2017年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041054840
作品紹介・あらすじ
観覧車があった古い写真。迷子になった少年が持っていた、一葉の写真には亡き曽祖父の思いが遺されていた(おもかげをさがして)。鷽替え神事で賑わう亀戸界隈に現れたのは、もう廃止された都電のアヤカシだった(うそにしたいこと)。いつものようにアヤカシたちの憂さを受けてはらす水脈さん。しかし、印旛沼から龍王の使者が現れ、故郷で犯した水脈の罪が許され連れて戻るよう言われて来たという。それを聞いて慌てる彼方たち。水脈さんが幽落町からいなくなってしまう? 大人気シリーズ、ついに最終巻!
感想・レビュー・書評
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次へと
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シリーズ最終巻。「おもかげをさがして」彼方、本当に頼もしくなったね。「うそにしたいこと」ハナさんに和むのも束の間、不穏な展開に……。「ゆうらくちょうにて」水脈さん不在で挑む幽落町の危機。どうなることかと思ったよ。「あなのむこうに」旅? 華舞鬼町シリーズへのプロローグのような感じがした。あとがきを読んで、都築さん登場から最終にかけて抱いた印象に納得。それぞれの歩む道が楽しみな終わり方に満足して読了。
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幽落町のお話はおしまい。
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おばけ駄菓子屋 最終巻
華舞鬼町シリーズへと続くみたい。
巻末には風景が描かれていてイメージが膨らむ
シリーズ通して、今はない昔の風景がたくさん出てきてて作者さん下調べが大変そうだなって思った
美味しそうなお菓子もでてきてて食べたくなってくる…笑 -
1冊まるっと、次シリーズへの導線のような感じでした。
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「おもかげをさがして」
写真に写った地を探し歩いて。
現在と違う景色を身近に感じたからこそ、自らの足で探し見つけてみたいと思うのかもしれないな。
「うそにしたいこと」
夜になると街を徘徊するもの。
今はもう忘れ去られてしまったもの達は、必ずしも素直に現状を受け入れられる訳では無いのだろうな。
「ゆうらくちょうにて」
罪を許され帰るべき場所は。
長年頼ってきた人だからこそ、居なくなるとなると簡単に納得はいかないだろうし寂しさが増すのだろうな。
「あなのむこうに」
続く新しい街の名前は。
自分の進むべき道を決め堂々と胸を張って発言できるようになったからこそ、自分の言葉一つ一つに耳を傾ける人が増えたのだろうな。 -
最終巻。
水脈さんの問題もあっさり解決で拍子抜け。
新キャラも登場で、華舞鬼町でまたみんなの活躍を楽しみにしつつ新シリーズへ。 -
最終巻。優しい雰囲気のまま終わった。
2017/10/11