- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041056134
感想・レビュー・書評
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この三連休に以前買ってあったこの本を読んだ。自分で自分のクーロンを食べる世の中という現実にはあり得ない世界でのストーリーに没頭させられた。作家はやはりすごいなと思う。
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横溝正史賞受賞作。
グロテスクさが前面に押し出されているので、割と好みが別れる作風なのではないか、と思うが、面白かった。個人的にはこういうグロ方向に突き抜けた特殊設定は独自ジャンルを築く武器になると思う。 -
自身のクローンのみ食人が認められた日本を舞台にしたミステリ。本作も作者さんが得意とするエログロが際立つ作品。 ミステリとしての斬新さはあまり感じませんでしたが、丁寧な展開と、この設定に期待することを詰め込んだような作品。ミステリの心地よい驚きとパニックものの楽しさが詰まった好印象な作品です。
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初白井。いや〜凄かったッ!?期待以上でした^^ 食料として自分のクローンを作る世界。由島三紀夫というヤヴァイ人物w とてもグロテスクで、多少エロティックww カチッとハマる推理には爽快感すらあった。万人受けはしないけれど、わたしは推したいね♪星4つ半。
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あらゆる動物の肉が食べられなくなり、食用のヒトクローンが出回る架空近未来での陰謀、特殊な論理。
周到な伏線とロジカルな推理。
相次ぐどんでん返しが確かに本格の読み味でわくわくさせられた。
いかにして生首は持ち込まれたのか?
SF的陰謀に巻き込まれた男はいかにして事件に幕を降ろすのか? -
タイトルから勝手に猟奇ホラーだと思ってたら、SFミステリでした。中々に興味深い内容だった。未来の食糧難、人類は昆虫を食べているのか、それとも・・・。
あらすじ(背表紙より)
「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。安全な食料の確保のため、“食用クローン人間”が育てられている日本。クローン施設で働く和志は、育てた人間の首を切り落として発送する業務に就いていた。ある日、首なしで出荷したはずのクローン人間の商品ケースから、生首が発見される事件が起きて―。異形の世界で展開される、ロジカルな推理劇の行方は!?横溝賞史上最大の“問題作”、禁断の文庫化! -
2017年9月15日読了。
2017年62冊目。