TAKER 復讐の贈与者 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 122
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041058657

作品紹介・あらすじ

出所した藤木は、七年ぶりに会った従妹に彼氏を紹介される。
彼の愛情深い様子に、藤木は従妹との“秘密”を打ち明けようと決意したとき、男は一変して正体を明かした――「僕は義波。復讐の贈与者です」(「アフター・ライフ」)。
復讐代行業を続ける《援助者》だが、謎の老人・志尾が率いる悪事銀行が依頼の裏で暗躍し、メンバーが次々といなくなる。
義波は、誘われた廃車工場で、ある選択を迫られることになるが――。

静かに火花を散らす、頭脳戦の結末は。
話題沸騰の連作ミステリ、感動の完結!

感想・レビュー・書評

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  • 記録

  • 復讐代行業者である義波が依頼を受けて復讐を果たしていく様子が描かれてきており、復讐の依頼者や標的の抱える暗い面、秘密、目的などに圧倒される前半でした。そして今作は悪事銀行なる組織の暗躍によって義波が属する組織〈援助者〉(サポーター)の仲間が消えていき最終決戦に突入する後半となり、仲間が次々に消えていく様子はハラハラしました。悪事銀行の首領である志尾との選択と駆け引きは見応えがありましたが、志尾との決着がアッサリ済んでしまったという印象がありそのあたりにも、もう少し捻りが欲しかったです。

  • 「僕は義波。復讐の贈与者です」
    キャー♪義波くぅ~ん♥ と登場を喜ぶワタシwww

    復讐代行業を続ける“援助者”だが、悪事銀行が依頼の裏で暗躍し、メンバーは次々といなくなる。

    そして義波は、最後に誘われた廃車工場で、ある選択を迫られる―。

    静かに火花を散らす、頭脳戦の結末は・・・?
    感動の完結!!

  • GIVERシリーズ三部作、最終巻。
    1巻目と対になるような構成が面白い。
    義波が義波になるまでのお話。

  • 2018.1.26読了。

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著者プロフィール

一九七七年東京都生まれ。二〇一一年『ワナビー』で第二回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。『GIVER』『BABEL』『TAKER』からなる「復讐の贈与者」シリーズは連続ドラマ化。『BABEL』収録の「グラスタンク」で、第六十九回日本推理作家協会賞短編部門候補となる。他の著書に「死者ノ棘」シリーズ、『CAGE警察庁科学警察研究所特別捜査室』『エターナル』などがある。

「2023年 『最後の彼女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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