- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041069998
作品紹介・あらすじ
第六十二番監獄。収監されれば二度と出られないというこの監獄には、奇妙な囚人が集う。何度も脱獄を試みる不死身の男、帝都の探偵だという美青年、そして突然現れた記憶喪失の男……監獄に隠された驚愕の真実とは?
感想・レビュー・書評
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明治の初めに北海道の奥地に建てられた第六十二番監獄。入ると二度と出て来れないと言われる不気味な監獄の謎と、それを巡る人々の冒険の物語。
脱獄を試みて一度死んだ男、何か目的がありげな帝都の私立探偵、記憶喪失の謎の男に加えて警察の捜査官は潜入しているし、閉ざされた空間で事件が起こる監獄ミステリかと思いきや、帯に書いてあるように”90ページで世界はひっくり返”って驚いた。そっち系の話だったのか。
予想とはまったく違ったがそこからの展開も(ちょっと軽い気もするが)面白かった。
この著者は読んだの2冊目。なかなかつかみどころがない不思議な話を書く人だと思う。 -
うーん、なるほどなぁと思うしよくできてるなと思うけど、うーん。
面白かったんだけどなぁ。 -
帯に「90ページで世界はひっくり返る」とある。うーん帯でネタバレかぁと思いつつ読み始めたけれど、これは必要な事前情報だった。これがないと序盤で読者として構築していた世界観がひっくりかえされて、以降混乱からイマイチ感を覚えてしまっていたかもしれない。でも、90ページになにかあるんだってつもりで序盤を読むと、ちょうどよく受け入れられ、そして丁寧な描写もあいまってすいすいと爽快に楽しめるSFミステリーだった。
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『娯楽』★★★★☆ 8
【詩情】★★★☆☆ 9
【整合】★★★☆☆ 9
『意外』★★★★☆ 8
「人物」★★★★☆ 4
「可読」★★★☆☆ 3
「作家」★★★★★ 5
【尖鋭】★★★★☆ 12
『奥行』★★★☆☆ 6
『印象』★★★☆☆ 6
《総合》70 B- -
時空を超えた物語。この人がこうで、あの人があーだから… えーい、ややこしいわっ!