花仙国伝 後宮の睡蓮と月の剣 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041072608

作品紹介・あらすじ

"花仙"に選ばれし者が王となり、百花繚乱の世に――瑞湖国の片田舎で暮らす少女・明遠。ある日突然王宮からお迎えが。当代の花仙、美貌の青年"睡蓮"に指名され、新王として、陰謀渦巻く後宮に切り込む事に!?

感想・レビュー・書評

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  • 少女小説として綺麗にまとまっていた着地と思う。国を治めるうえで起こる厄介事が困難で悩みはするものの結構すんなり運んでしまうのは、まあ少女小説だし1冊で仕上げようとするからこんなものでしょう。

  • おもしろかった!
    王が花仙に選ばれるという設定に十二国記っぽさを感じる。
    ビーンズの彩雲国的ポジションを狙ってるんだろうかと邪推してしまう。
    ストーリーの作り込み加減はやっぱり彩雲国や十二国記にはかなわない感じはあるが、ストーリー自体はおもしろい。
    最近のビーンズは少年陰陽師以外中々興味を持てなかったが、久しぶりに続きを読みたい話に出会えた。

    とか言って上から目線でうわぁぁぁすみません:;(´◦ω◦`);:

    主人公の、理想を描きながら具体的に実現するにはどうしたらいいかを考えて手を打っていき、掴みたい未来を引き寄せていく真っ直ぐさがステキ。
    てか飛翔何者!?強すぎん?
    主人公は黒鷹とくっつくのか?それともヒツジなのか……?しかし花仙と王様くっつけるん?

  • 久しぶりに満足のいく少女の成長譚としての少女小説で嬉しい。

  • ライトな十二国記の焼き直し版、ていう印象。でも、これはこれで面白い。

  • しっかりとした内容で、糖度は無いに等しい。子供の様な真っ直ぐな気性で勝気な主人公は良かったです。が、土台となる国と国とのありよう、そこに住む民の気持ちなんかがもっとしっかり描かれていると良かったと思います。軽く読ませたいならもうちょっと恋愛色を出してくれると嬉しい。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。京都大学総合人間学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。第13回角川ビーンズ小説大賞にて審査員特別賞、第9回集英社みらい文庫大賞にて大賞受賞。おもな作品に、『おにのまつり』(講談社)、『ノベルダムと本の虫』(角川書店)、「花仙国伝」シリーズ(角川ビーンズ文庫)、「悪魔のパズル」シリーズ(集英社みらい文庫)、「毒舌執事とシンデレラ」シリーズ(講談社青い鳥文庫)などがある。

「2023年 『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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