白衣の嘘 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 418
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041076521

感想・レビュー・書評

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  • サクっと読めましたが少々退屈してしまった
    面白いことは面白いが、わかりやすい伏線を回収しました感が拭えない

    病院モノは面白いのが多いのでハードルが上がっってしまったかもしれない
    教場くらいクセが強かったら良かったなあ

  • ↓こちらのURLをクリックすると富山大学蔵書検索画面に飛び、所在を確認できます。
    https://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB22378210

  • 医療界を舞台にした6編からなる短編集。
    もっとも感銘を受けたのは『涙の成分表』姉・多佳子の思いが妹:彩に伝わった行は中々秀逸であり、『最後の良薬』と『小さな約束』はやや都合が良すぎる展開ではあったがそれも含めてちょっとした謎解きも含まれる内容であった。

  • *苦手な縫合の練習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。2人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集*

    一話一話が無駄なく引き締まった医療もの短編集。
    医療ものですが、そこまで重たくならず、どことなく清涼感の残る読後感。

  • 相変わらずの安定感。
    そして★3への収束力。

  • 図書館で借りた本。文庫ではなく単行本を借りたのだが、単行本が登録にないのでこちらに感想を。6話の短編集。医者が犯罪者や被害者だったり、いろんな人間模様がある。タイトル通り、嘘をつく白衣を着た医者たち。しかし間違いを犯した人間は、良心のかけらを持っていたら罪悪感に苛まれるもの。そういうラストシーンが多かった本。

  • 医者にまつわる短編ミステリー集。
    美しいミステリー。
    一つ一つにふかーい味わいがあった。

  • 既読が多かったけれど、プレミアムさは常に新鮮だ

     警察、消防だけではなく今度はお医者さん。

     未読は一作品だけの気がするけれど、それでもすべてが美しい上質なミステリーだった。文庫本で読んだんだけれど、もしかしたらハードカバーで読んだかな?ま、いいか。とにかく真夏の暑さを忘れるすっきり感で満足。

  • 医療をテーマにした短編集。
    どの話も最後の種明かしがスッキリと鮮やかですね。
    私が好きなのは医者とバレー選手(大学生)の姉妹の話。姉の何気ない行動だと思っていたものが意味があった、と分かった時の妹の気持ちが・・・。あの行動にそんな深い意味があったとは思わなかった。

  • 医療ミステリー短編集。どれも面白かった。患者も医者も人間。いろんなことを抱えているんですよね。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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