表御番医師診療禄13 不治 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 99
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041077795

作品紹介・あらすじ

ついに将軍綱吉の命を脅かす者たちの存在が明らかになり、御広敷番医師の矢切良衛も命を狙われることとなった。だが、良衛の敵は、城外だけではなかった。出世と保身のために、良衛を妨害せんと目論む大目付と典薬頭が、奸計を仕掛ける。将軍に牙をむく者たちの真の目的を探るため、右筆部屋で将軍家の過去を調べる良衛。そこで、良衛は、ある驚愕の事実に直面することになる。全ての真相が明かされるシリーズ完結巻。

感想・レビュー・書評

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  • 不治 ー 表御番医師診療禄シリーズの13作目
    2019.02発行。字の大きさは…小。

    このシリーズは、今回で終わりです。
    毎回楽しんで読んでいます。
    2019.03.28読了

  • シリーズ第十三弾にして、完結巻。

    将軍家の血を絶やそうとする者たちの存在が明らかになり、その理由を探る為過去の記録を辿っていた良衛は、三代将軍・家光の出生に関わる驚きの真相に辿り着きます。
    それは触れてはならない徳川家の闇といえることで、知りすぎた良衛を消すために、漂泊者たちと彼らを束ねる中根新三郎が襲撃してきますが、真野さん達の助力を得ながら撃退します。
    さんざん権力争いの渦に巻き込まれて大変だった良衛ですが、その後将軍から寄合医師への出世を命じられ、“矢切に手出しを止めよ”と側近の柳沢さんを通して良衛を狙う政敵に釘を刺してもらったので、ようやく一息つけそうです。お疲れ様でした。

  • 終わった♪
    えっ???ここで終わるの?????とは思いましたが、納得できます。

  • 無難な終わり方だったかな。

  • 終わったか
    真犯人は「アノ人」
    壮大でまどろっこしい「ありえん」設定を通すのが上田先生の剛腕ぶり
    設定考えさせたらハンパないけど、テレビ受けしないんだよねえ(理屈っぽい)
    でも、大好き!次の作品を期待します

  • 最初の「切開」を拝読してから、将軍綱吉への思いも少し変わって来て、矢切良衛の医師としての進むべき目的が、次第に、周りの者たちの目論見の罠に嵌まりそうになり、どのように、話が展開するのか・・・・と、毎回、楽しみにしていました。

    出世と奸計を企てる者たちへ、立ち向かう良衛が、カッコイイ!
    大奥の陰謀、確執などの話も興味深かった。
    お伝の方の診察にあたり、将軍家の血族存続に春日局が、関わって来るとは、、、
    独創的な物なのか?史実なのか?と、、、

    血族存続の継承の話の最後が、「不治」・・・・
    次のシリーズは、どうなる?
    期待しておこう!!

  • そういう理由で将軍家の血筋が断たれているのか?

  • むく者たちの真の目的を探るため、右筆部屋で将軍家の過去を調べる良衛。そこで、良衛は、ある驚愕の事実に直面することになる。全ての真相が明かされるシリーズ完結巻。
    内容(「BOOK」データベースより)
    ついに将軍綱吉の命を脅かす者たちの存在が明らかになり、御広敷番医師の矢切良衛も命を狙われることとなった。だが、良衛の敵は、城外だけではなかった。出世と保身のために、良衛を妨害せんと目論む大目付と典薬頭が、奸計を仕掛ける。将軍に牙を剥く者たちの真の目的を探るため、右筆部屋で将軍家の過去を調べる良衛。そこで、良衛は、ある驚愕の事実に直面することになる―。全ての真相が明かされるシリーズ完結巻。

    平成31年3月23日~26日

  • 表御番医師診療禄だけど表御番医師でなくなってからのほうが長かったです笑。
    個人的には他のシリーズと比べると主人公をそんなに気持ちを寄せることはなかったのですが、相変わらず先生の作品は読みやすいです。

  • 27

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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