君待秋ラは透きとおる

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 126
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041082829

作品紹介・あらすじ

唯一無二の力「匿技」の持ち主たちを集める「日本特別技能振興会」。透明化の匿技を持つも組織に背を向けて生きようとする君待秋ラは、終わりなき戦いに巻き込まれてゆく。ミステリ界の異能が贈るバトル&リドル!

感想・レビュー・書評

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  • 「身に付けた技術で価値を生むことができるやつをプロと呼ぶんだ」

    鉄骨生成、時空統御、
    猫変化、座標交換…

    常人離れの〈匿技〉を持つ者達。
    背負う宿命は一筋縄ではいかない。

    彼女の力は、透明化。
    その運命をも空気に溶かす。

    「幸せかい?」

    /////

    特殊能力が活躍するバトルミステリ。特殊能力をガチで物理・科学的に究明して活用する機関の存在がとても良い!透明化の順番(内側から透明化しないとグロいから注意)気にするのとか大好き。まだまだ広がりそうな世界観なので、もっと続きが読みたい!

  • 戯言シリーズみたいな感じかと思ったら、もっとちゃんとしてた

  • ちょっと小難しくしてたけど
    まぁ楽しめた。

  • まるで壮大なプロローグのようだ。
    読む前は謎のタイトルだと思っていたけど、まんまだった。

  • 2019.7.26読了。

  • 「鉄筋生成」や「時空操作」、「透明化」など異能を持つ者たちを描く。強力だが限界もある“匿技(とくぎ)”(「猫化(カトライズ)」なんて超ニッチな技も)をいかに効果的に発現させるかという点に注意が向けられていて、派手派手しいバトルものというよりは思考実験的な面白みがある。そして真骨頂は謎解きの密度が一気に高まる後半。すさまじく怜悧で格好いい人物が登場するのだけれど、彼女が身につけた匿技の凄絶さに震えた。今回はシリーズの序章といった趣き。次があるのかな? 最後についてくる詠坂ファンへのサービスにはニヤニヤが止まらない(2019)

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★★☆☆ 9
    『意外』★★★★☆ 8
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》76 B

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著者プロフィール

1979年生まれ。2007年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「Kappa‐One」に選ばれ、『リロ・グラ・シスタthe little glass sister』でデビュー。クールな文体で構成される独特の世界観と、本格マインド溢れる謎解きがミステリ通の熱い支持を受けている。

「2022年 『君待秋ラは透きとおる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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