山の霊異記 霧中の幻影 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.32
  • (2)
  • (6)
  • (12)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 71
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041083239

作品紹介・あらすじ

霧の山道で背後からついてくる操り人形のような女性、登山中になぜか豹変した友人の態度、死ぬ人の顔が見えるという三枚鏡。登山者や山に関わる人々から聞き集めた怪異と恐怖を厳しい自然とともに活写する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 登山にも鄙びた温泉宿にも縁のない私は不思議な物語として受け止めることができるけど、実際に山に行く人が読んだら相当コワイのでは。

  •  シリーズ三巻目。
     山の怪談集。

     10年以上前に、あれは何だったんだと思うことが南アルプスで一度あったきりで、とんと怪談とは縁のない山登りを続けている。

  • 無料だったので読んでみた
    遅刻だと思った人が早めに着いていた話と女の人が後ろをついてくる話が好き
    最後に収録された対談で実話ではなさそうなことを言っていらしたのでこんな面白いオチのある話がそうそうあるわけでもないものなと納得した たまたまこの本を最初に読んだのだけど、初めの方のシリーズは実話ベースらしいとのことでそちらも読みたい
    夢枕獏さんの実話怪談も気になる

  • 著者の年齢や健康状態の関係から、かつての本格的登山から緩めの山歩きや釣りに嗜好が変ったこともあってか、初期の頃のような苛酷な登山の現場での怪談は少なくなっており、それに比例して怪異が起こる前段階の山行の描写が饒舌になっている(2~3冊目辺りから感じてはいたが)。
    1冊目の頃のどストレートな怪談、心霊恐怖譚を期待すると退屈だが、その辺りは紀行文、エッセーみたいなものと読めば、自分のような門外漢であってもそう悪いもんでもない。

    詳細はこちらに。
    https://rene-tennis.blog.ss-blog.jp/2020-05-02

  • 2019/8/12(月曜日)

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1958年、東京都生まれ。ウェブサイト「北アルプスの風」を主宰。山登りと酒と煙草を愛する。99年、くも膜下出血を発症するも奇跡的に回復する。その後、サイト内にて怪談作品を発表。2004年、『幽』第二号から連載の「山の霊異記」でデビューする。08年に怪談集『山の霊異記 赤いヤッケの男』を刊行。怪談語りにも長けており、さまざまなメディア(怪談TV番組、『R25』、『ほんとにあった怖い話』など)で山の怪談の第一人者として取り上げられるなど活動の場を広げている。

「2020年 『山の霊異記 ケルンは語らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安曇潤平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×