チェス盤の少女 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041090817

作品紹介・あらすじ

チェスの少年少女全英大会に出場するためにやってきたイリサは、とつぜん何者かに拉致される。
真っ暗な地下室で目を覚ましたイリサは、部屋の床をチェス盤に見立て、現状を把握しようとする。
なぜ、自分が誘拐されたのか? 犯人の目的とは?
ときどき訪れる少年イライジャの言動になやまされながらも、イリサは脱出の方法を必死で考える。
いっぽう、イリサを拉致したのが連続少女誘拐犯とわかり、外では必死の捜査が始まっていた。

感想・レビュー・書評

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  • 何回もどんでん返された。

    イライジャがまさかの…で。
    最初はただひたすら暗くて怖くて恐ろしい雰囲気だったけど、2章以降からはただ怖いだけじゃなくて、もっと面白く、深いストーリーになっていった。
    この物語の本当の主人公はイライジャ(あるいはカイル)なんじゃないか?って思った。
    ラストは涙が出そうになった。
    カイルが海に落ちるシーンで、お母さんとイライジャが見えたところが泣けた。
    イリサが助かって本当に良かった。あれで死んでたら本当に絶望だったから。

    めちゃくちゃ考察できる話だから、もう一回じっくり読んで、同じくこの本を読んだ人と語り合いたい。

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