安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」

著者 :
制作 : 庵野 秀明 
  • 角川書店
3.91
  • (2)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100899

作品紹介・あらすじ

劇場版ガンダム大ヒットの原動力となったアニメーションディレクター安彦良和自身による原画の数々を集成。その生原画に背中を押されてアニメ界に入った庵野秀明の責任編集による30年目にふさわしい記念碑的一冊

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  確かにアニメは随分と昔のもので、動画を見るとアニメーションは古いものかもしれない。ただその原画は全く古臭い感じはない。物語の設定だけではなくて、原画も緻密なものだったことがわかるし、アニメの制作過程を少し垣間見た気がする。

  • 原画はあくまでアニメ製作の工程であって、それ自体作品ではない。けれどもこれは芸術作品と呼び得るに足る。作業は相当なスピードだったかと思われるが、さっとラフに描いた風でも、線一本一本が活きていて、構図は大胆ながら表情は繊細、キャラクターの動きや心理描写に加え、その場面の状況までもがちゃんと伝わってくる。正直なところ着色されたセル画の方が色褪せて見えるほどで、頁をめくる度に驚きと感銘の連続だった。自分はアニメを全部見てはいないが、そんな人でも十二分に堪能出来るクオリティと言え、ましてやガンダム(あるいはアニメ)ファンなら、一家に一冊レベルの画集。同レベルで編集された続編を是非とも期待したい。

  • 「機動戦士ガンダム」のTVシリーズおよび劇場版三部作、いわゆるファーストガンダムの安彦良和原画集。キャラクターの繊細な表情とダイナミックな動きが柔らかく自由自在なタッチで描かれており、まさに安彦良和WORLDを満喫できるファン垂涎の一冊。編集スタッフのこだわりのためか何度か発売延期になったが、首を長くして待った甲斐があった。責任編集の庵野さん、Good Job!

  • 安彦良和のアニメーション原画を庵野秀明が監修してまとめたもの。天才(庵野)が天才(安彦)の仕事の「どこに注目しているか」がわかる1冊。
    それにしても、円熟期の安彦さんの絵の上手さよ!

  • 「三十年以上前のエンピツ画がこんなにも輝いて見えるというのは“仕事のレベルが高い”からだ」……発刊によせた富野由悠季監督のメッセージはこんな言葉ではじまる。

  • 実は観たコトないのよね、巨大ロボットが活躍するアニメって(「ナウシカ」を思い出したけど、あれは活躍しなかったな)。。。

    庵野秀明責任編集 安彦良和アニメーション原画集
    『機動戦士ガンダム』の発売延期のお知らせ
    http://www.kadokawa.co.jp/help/detail.html?id=55

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1947年北海道生まれ。66年弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、アニメーターとなり「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」を生み出し、のちに漫画家に転身。
作品『アリオン』『クルドの星』『ナムジ 大國主』『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』『ヤマトタケル』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』ほか
著作『原点THE ORIGIN』(岩波書店)ほか。

「2018年 『革命とサブカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安彦良和の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×