マツリカ・マジョルカ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.27
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本棚登録 : 752
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041101155

感想・レビュー・書評

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  • 学校になじめない男子高校生柴山祐希が同じ高校の先輩マツリカと出会い、校内の不思議な出来事の真相に迫る短編集。ミステリーとまではいかない、噂や出来事と学生ならではの青春や葛藤といったものが混ぜられている。主人公の独白シーンが多くテンポが悪いようにも感じられる。毎回ラストが含みを持たせるような終わり方で今ひとつすっきりしないような読後感があった。

  • さらっと読むには面白かった。
    相沢さんの他の作品と比べると、軽めな印象。
    マツリカさんへの妄想描写は、男子高校生が読んだらドキドキするんだろうなと思う。

  • 【夏の17冊目】

    前回の相沢さんの本が良かったので、読んでみたけど、軽すぎました。もうちょっと若ければ惹かれるかな?

  • 軽い感じ。

  • イマドキの少年の成長小説というか。
    年上のお姉さま、試練、同級生の仲間。
    それに謎解きを合わせ技。

  • 高慢な魔女、マツリカさんの魅力が大半を占める学園ミステリ
    非常に蠱惑的に描かれるマツリカさんには、主人公の、高校生らしい妄想描写も致し方ない
    ただ、頻出するそれと、彼の心の奥にあるもののギャップには疑問も残った

  • mediumを読んで作者のことが気になり読んでみた。
    学園ものであり若干のミステリであるけどその要素はとっても薄い感じで最後の章だけ主人公の謎が解けてこれからの2人の関係が続く予感がちょっとワクワクするくらい。

  • 「medium」の相沢作品なので期待して読んだのだが…。

    短編集とはいえ、毎回のキャラ説明や背景説明が長く、一応謎が提示され解決を見るが、どれも小粒すぎて物足りない。

    特異なヒロインキャラもキャラ立ちしているというより、作り物過ぎて面白みがない。その上、毎回毎回出てくる高校生健全H妄想シーンが退屈極まりない。

    舞台が高校、長編がめっぽう面白いことで、何となく青崎有吾の短編集みたいなのを想像したが大外れ。
    過去の作品よりも以降の作品に期待するしかないかな?

  • 別シリーズの時も感じたけど、主人公のムラムラ描写には違和感を感じる。これ、必要?みたいな感じ。色々と現実味が無い感じがするのに、後ろ向きな性格で人間不信な描写だけ妙にリアル。

  • マツリカ様

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著者プロフィール

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』(講談社タイガ)は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回本格ミステリ大賞受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』(講談社)も発売中。

「2022年 『medium 霊媒探偵城塚翡翠(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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