- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041105832
感想・レビュー・書評
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尚と拓の兄弟、子供時代は二人とも本当に魅力的で、どんなに素敵な大人になるだろうと思ったのに、まさかこんな厳しい運命だなんて。
全てが終わってからの終章での、あの少年時代の暑い夏の出会い。あの時までは、ただただ未来は希望に満ちていたのに。
涙。
時折見え隠れするテレビの脚本ぽい部分が、少々鼻についた。 -
テレビドラマなら2時間の前編、後編くらいのボリューム?著者は「犯罪者」と同じく、テレビを中心に活躍中の脚本家。
警察の歪んだ捜査、取り調べ、裁判では検察側が有利と思われる制度、を背景にして、過去の冤罪事件と少年失踪事件、現在の少女失踪事件を解くストーリー。盛り沢山になるところを、最後は回収して見事な余韻の残るエンディング。
前作と同様、登場人物の能力が相当高い。その辺りがテンポの良い展開につながってるように感じる。一気読み推奨。
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夏の少年3人の思い出。
引越しが決まっている亮介と
尚と拓 仲良し3人組。
今から23年前。
尚が謎を残し突然失踪する。
見つからないまま大人になり、
ある少女誘拐事件が発生する。
そこから、すべての真相がひとつ、またひとつと明らかになっていく。
話の内容、流れは面白い、
真相が知りたくて仕方がなく
読み進めるものの
登場人物が多く、誰が誰かわからなくなってしまった部分があった。
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相馬の少年時代
過去が今につながり、謎が解けていく
修司と鑓水はサポート的な登場
冤罪の家族を思うと辛い、やりきれない -
とあるブログで紹介されていたので読んでみたが、面白かった!内容が重厚なので一気読みではなかったけど、ストーリーが進むにつれてどんどんはまっていく。登場人物の内面もしっかり掘り下げられていて非常に完成度が高い。良質の刑事ものの2時間ドラマを見ているような印象。