八雲百怪 (5) (単行本コミックス)

  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041115749

作品紹介・あらすじ

<煩悶青年と不死身兵士編>連続する青年の自死。その影には謎の粘菌と、あの知の巨人の存在が…? ラフカディオ=ハーンが対峙する最後の怪異。明治にっぽん、あやかしロマン、ついに完結!

感想・レビュー・書評

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  • 完結。

    小泉八雲さん、黄泉の国から戻れて良かったね。

    いやいや、全く分からんよ。理解不能。

  • 『北神伝綺』から、足かけ約20年。
    主要登場人物たちのエピソード0が繋ぎ合わされて、とうとうリングが閉じたな、という感じ。
    続編……もう出ないんだろうなぁ。
    寂しい。

  • 帯表
    小泉八雲、魍魎譜
    連続するインテリ青年の自死。
    その陰には、“不死身の軍隊”を画策するあの男と、此の世ならざる粘菌の存在があった。
    ラフカディオ=ハーンとキクリが立ち向かう、最後の怪異。
    『北神伝綺』、『木島日記』に続く民俗学ロマンシリーズ第3弾、これにて完結!!
    帯裏
    明治時代、日本。
    インテリ青年の自死が世間を騒がせている最中。
    日露戦争を目前にした軍部に、恐るべき性質を持つ粘菌を携えて、あの男が接触してきた。
    男が創設を目論む“最強の軍隊”とは果たして・・・?
    一方、粘菌に取りつかれたハーンは、熊野の南方熊楠の元へ誘われる。
    黄泉比良坂に足を踏み入れたハーンを、アンネッタと呼ばれる少女が出迎えるが・・・。
    ハーンとキクリ、最後の冒険譚!
    《初出》『ヤングエース』'19年5月号~8月号、11月号~'20年2月号、5月号~7月号、9月号~12月号、'2月号2月号

  • 4巻発売が2017年なので、4年ぶりの5巻です。そして最終巻。

    南方熊楠に連れて行かれた岩の扉を通って出会ったアンネッタとの日々?が悲しい。
    足りないものを埋めるための日常を旅してきたのだとしたら、八雲の人生は悲しいなぁ。
    明治という旧い日本を放り投げて、新しい日本へと急速に変容していった時代に、自分の足りないものを重ねていたのかなぁ、と思います。

    「北神伝綺」「木島日記」に連なる物語の「八雲百怪」。
    通読すると、新たな物語が生まれて来るのかな。民俗学を下敷きに己の心の中の何かを探し続けた人間の物語、ということなのかな。

    何度も読むことだね。

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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