スーパーカブ8 (角川スニーカー文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041120361

作品紹介・あらすじ

ある日小熊は、浮谷から一風変わった仕事を依頼された。物と人、人と人をバイクが繋いでいる。仕事を通じてそれを実感した小熊は「生業」について向きあい始めて……。少女とバイクの青春ストーリー、ここに完結!

感想・レビュー・書評

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  • 2021年8〜12月カクヨム連載のものを2022年4月角川スニーカー文庫刊。シリーズ9作目。完結編ですが、そういう雰囲気はあまりなく、19歳の大学生活を送る小熊が大人の自覚を持ったというラストシーンだけが完結の区切りでした。ややストイックで個性的な小熊は4巻までで、それ以降は、違う人になったように思えます。でも、スーパーカブは永遠です。

  • 第1巻から拝読しています。

    小熊ちゃんがスーパーカブに出会って、約2年の物語。
    各巻ごとに作者がテーマを決め、小熊ちゃんが経験を積んでいく展開が非常に良かったと思います。

    本作の良いところは、「バイク大好きの物語」ではなく「何を経験していくのか?」が焦点であったこと、
    また、作品をとおして作者が「1人称」で物語を展開してくれるので、考え方、物の見方、がリアルに描かれていたことだと思います。

    最初は心配だった小熊ちゃんも2年でずいぶん成長しました。
    自分の娘にもこのように周囲と支え合い、人生経験を重ねて欲しいものだと感じてしまいました。

  • 愛読シリーズも大学に入ってからは残念なことに面白みが薄れてきてたので、結局一年で終結したのが不幸中の幸い。作者が妄想するように、成人した小熊の将来的な復活があるとすればそれなりに面白いものになるかも、という期待を込めて☆ひとつ追加。

  • いよいよ少女ではなくおっさんにしか読めなくなった小熊の話もこれでおしまい。
    子熊ってどう考えても誰かと恋愛なんてできないのは。
    本当にイラストに助けられてると思う。
    ホンダのあのスクーター、そうフュージョン!名前をすぐ忘れてしまう。あのスクーターいいと思えないんだけどカスタムしてるし、そんないいのかなとか思えてくる。

  • 最終回なのに全くカブが活躍してへんやん

  • バイク便で世をひっくり返すものを送り届けることはそうそうない。大多数はつまらない荷物のお届けで日銭を稼ぐ。

    社会に貢献し勤労に応じた報酬を得る。それが仕事じゃないのかね。
    仕事とは自己の幼稚な幻想を仮託するものではない。目に見える利益とその正当な分配だ。

  • 終わっちまったか。小熊の育て方間違ってないと思うけど、こればっかしは作者の権限によるからあくまで俺の胸の内。大学生になってガレージ持って工具揃え、すっかり裕福になってしまい、節約研究会の竹千代や春目との出会いが生かされなかった。ミステリアスな友との出会いに期待したんだけど残念。ライダーとしても、バイトで乗るのが主になってしまった。せっかく大学生になって自由な広がり、礼子とは違ったステージで国内をコトコトと、旅先でのエンジントラブルに対処しながら走り続けてもらいたかった。『スーパーカブRei』に期待しよう。

  • 18歳の女の子がバイクのカブ

  • とりあえずは最終巻になるのかな?
    小熊の苗字。
    一体どんな難読なモノなのだろう。

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