幼女戦記 (27) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041127049

作品紹介・あらすじ

覚醒したメアリー・スーを前になす術もなく撃墜された帝国軍エース・オブ・エース「吟遊詩人」。彼の死は敵対国には勇気を、帝国には大いなる動揺と憔悴をもたらした。
この状況を重く見たターニャはルーシー連邦を目前にある決意を固める。
より鮮烈に、より衝撃的に、「吟遊詩人」の死が霞むほどの破壊と蹂躙をルーシー連邦に与えるという決意を。

東方の空に白銀色の死が舞い踊る――

感想・レビュー・書評

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  • 同志ロリヤやばすぎる 名は体を表している

  • アニメ1期及び劇場版視聴済。
    「吟遊詩人」戦死の報の各方面への影響と、二〇三大隊によるモスコー襲撃。
    劇場版とは構成が大きく異なり、深く背景も知れるので、劇場版で引っかかっていた部分が色々解消されつつ、とても楽しめた巻でした。

    ◆「光の剣」デボラ
    あんた皇族だったのか……。
    24巻を見直してみると、本名「デボラ・フォン・エーデルライヒ」とありますね、完全に見落としてました。ぐぬぬ。
    皇族出身で、十二騎士で、帝国で五指に数えられるエース・オブ・エースで、ついでに美人と、物語の主人公みたいな人だな。
    しかも戦後まで生き残っていて(皇族の使命か?)、生ける伝説ですね。
    (かえって、生き延びたのが良い事なのかわからなくなってくるけど……)

    ◆ターニャの共産主義嫌い
    モスコー襲撃時、部下への指示がいつもの軍人調でかっこいいんですが、共産主義嫌いが相まってか、いつもより魂こもっていて笑えますw
    そしてその演説のような指示の直後に描かれる、ロリヤの魂の叫びww
    気持ち悪くて最悪で、構成的には最高ですねw

    また、映画を観たときは「いくら共産主義が嫌いでも、後のこと考えずにやりすぎなんじゃ……」と思っていたんですが、ちゃんと(吟遊詩人戦死の影響を最小限にとどめるという)論理的な理由があったんですね。
    劇場版でちょっと疑問があったところなので、すっきりしました。
    まぁ、こういう論理的な理由(言い訳)があったからこそ、リミッターの外れたことをやらかしてしまうわけですがw(本当にやらかすのはこの後だとは思うが)

    ◆ターニャとヴィーシャ
    本巻でもターニャとヴィーシャのやり取りが最高ですね。
    「覚悟はできておりますので」と言うヴィーシャに「頼りにしている」と返すターニャ。
    ここマジで最高ですね。
    そして見開きで大きく開いた視野の端で、支え合うふたり。
    たまらんですね。

    ◆懸念
    ウィリアムの排除に成功するターニャ。
    ……なんですが、前線は離れるかもしれないにしても、死んでないんですよね。
    ド・ルーゴやドレイク家など、ターニャがいなければ帝国に強力な一撃を与えたであろう人達が、舞台から降りただけで死んでない。
    なんなら、一時的に前線から離れただけで、もう戦えなないわけではないですよね。
    以前の巻でも軽く触れましたが、これがターニャや帝国にとって、良くない方向へ繋がっていかなければいいと、思わずにはいられないです。
    そして、ラインの悪魔を倒せるとしたら、ウィリアムの弟だけだろうと言って本巻は終わっていきます。
    ターニャに対応可能なウィリアムの弟って、実質メアリーのことですよね。
    つまりメアリーとの激突を予感させる形で本巻は締められたと。
    楽しみですが、メアリーは思想的にも結構きつく感じるので、そこもちょっと暗い気持ちになりますね。楽しみですけども。

  • 首都モスコー襲撃
    同志ロリヤ
    ドレイク中佐

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