- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041227558
作品紹介・あらすじ
昭和27年、日航機「もく星」号は伊豆大島の三原山に激突、全37名の命が奪われた。その時、米人パイロットと米軍管制官の間にどんな交信がなされたのか。全員救助の報が絶望に変わる一夜の間に、米占領軍で何が画策されたのか。犠牲者のひとり、ダイヤ密売の美女は何者なのか。世を震撼させた事件の謎にせまり、「40年目の真実」を明らかにした、巨匠最後の渾身作。
感想・レビュー・書評
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P262
よく調査された小説、おそらく作者の推理が正解の気がします。恐ろしい事です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なるほど小説仕立てでないとオチに結び付きませんね。正直銃撃からの撃墜であるとするならフラップのみに弾痕がってのは納得しかねますがね。
しかしながら本質は当時のGHQの隠蔽体質への文句だと思われます。後半はダイヤ横流しのほうが大事な感じですしね。
いや面白かったです。 -
日本が占領下にあった1952年、日本航空の旅客機「もく星号」が三原山に墜落した。その墜落には数々の疑問点があり、それを松本清張が検証した本書。
前半は、この事故後の各所が発表した内容や、国会答弁などの事実から、事故当時の混乱の状況を紐解く。
後半は、その紐解いた内容をもとに、松本清張が小説として、<推測の>ストーリーを展開していきます。
前半は非常に読むのがダるかったけど、後半は小説として書かれているので非常に読みやすい。かといって、前半で事故の状況を知識としてみにつけておかないと後半は読めないと思います。
記載されている内容のどこまでが事実なのかはわかりませんが、
松本清張の小説に引きこまれ、清張の出した結論が事実のような気がしてなりません。。。 -
2011.12.15 ブクオフにて購入)
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松本清張氏らしい筆運び。面白く読めた。基本的に、日本の黒い霧シリーズの流れを組んだ米軍謀略ものだ。
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あれだけ謎の女として引っ張った烏丸小路万里子が、あんな実物だったとは詐欺です。
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100511(n 100807)