本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041227565
作品紹介・あらすじ
独自の史眼を持つ、社会派推理小説の巨星が、日本史の空白の真相をめぐって作家や硯学と大いに語る。日本の黎明期の謎に挑み、時の権力者の政治手腕を問う。聖徳太子、豊臣秀吉など13のテーマを収録。
感想・レビュー・書評
-
邪馬台国から江戸時代の水野忠邦まで歴史上の人物を取り上げた公開ディスカッションの文書版でしょうか。
松本さんとそれなりの歴史好きや専門家との対談のようでしたが、人によっては松本さんに気を遣いすぎているようで対談になってない章もあるように思いました。
まぁ、邪馬台国九州説を唱える松本さんに対する対談では中国の文献にある邪馬台国の位置などは、中国流の数を水増し(中国の歴史映画の戦闘シーンなどのアレに通じる。こ~んな遠方の国まで自分の国に朝貢に来ているって言いたいんだろう。)って意見は目からウロコだったし、それなりに楽しく読ませていただきました。
だんだん章ごとに割り当てられている紙面が少なくて、ちょっとその辺が残念でした。
あと、聖徳太子さんのときに語られてはいなかったんだけど、聖徳太子さんの業績って実は史上初の女帝である推古天皇さんの業績を男尊女卑な歴史家どもが男性である聖徳太子の業績にしちゃったんじゃないかな…って思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示