- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041294413
作品紹介・あらすじ
キリスト教を考えることは、日本人の信仰心を照らし返すことだ。「私たちはいま、与えられた教えをそのまま受け入れるのではなく、人生を根っこで支えてくれる自分だけの信仰を育てていくことが、大切なのではないか」。カトリック司教は、冬山で神の存在を確信した。「信仰とは、遙か遠くに輝き、闇の中で寒さに凍える私たちを、支え導く光である」。仏教者である作家と、開かれた信仰の持ち主である司教が、あますところなく語り合う。
感想・レビュー・書評
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積読だったが、気が付いてやっと読んだ。五木寛之とカトリック教会司教の対談。仏教とキリスト教の比較。五木は特に浄土真宗に詳しいのでその辺からの突っ込んだ話が興味深い。自分自身、身内の葬儀の時に浄土真宗のお坊さんの話を聞き、あれ、これはキリスト教の教えに似てるのではないか、、、と思った体験がある。仏教の中でも悪人正機説の浄土真宗が特にそのようだ。
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五木寛之と森一弘の対談。キリスト教と仏教を中心に、宗教で通じるものとは何か、現代の宗教観とは、など幅広い宗教の話。かしこまっておらず、肩の力を抜いて宗教に触れられる。
以前から宗教に興味はあったのですが、関連する本はどれも難しすぎたり偏りすぎたりして中々読めませんでした。本書は異なる宗教に属するお二方がユーモアを交えながら対談されているのでとても読みやすいです。 -
カトリックと日本仏教(ここでは主に真宗)との宗教としての共通点、神に向き合う人々、神を必要とする人々の共通点をさぐる。
アメリカのキリスト教(プロテスタント)はやはり別物か。