- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041314234
作品紹介・あらすじ
貴族のお姫さまなのに意地悪い継母に育てられ、召使い同然、粗末な身なりで一日中縫い物をさせられている、おちくぼ姫と青年貴公子のラブ・ストーリー。千年も昔の日本で書かれた、王朝版シンデレラ物語。
感想・レビュー・書評
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ハッピーエンドでいいですね。原作の途中までらしいけど、これはこれで。
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本のうらすじにも表現されている通り、王朝版(日本版とも言えそうです)シンデレラのような物語です。
原作となっている落窪物語を分かりやすく要約されています。昔の物語だと表現などが現代と違い、分かりにくいものが多いです。しかしこの本ではロマンティック・コネ・ルートといった現在使われている言葉で表現されています。また、登場人物の会話も今と大きな差異はなく、古典は苦手だけど物語を読んでみたいと思う方には読みやすいと思います。
内容としては、「おちくぼの君」と呼ばれ両親や姉妹に虐められていた姫と高い身分である右近の少将の恋物語です。
読んでいると阿漕と呼ばれる侍女の活躍が目立ちます。姫の事を思って行動を起こしていく阿漕が力強く思えました。誰かを思って行動に移せる姿が美しいとも思います。
読み終わってから、原作の落窪物語にも興味が持てると思います。古典に触れるきっかけを持ちたい際には、読んでみるのもありだと思います。 -
初めての田辺聖子さん。
よみやすかった。
説得力があって、
わかりやすい内容だったし
現代語なのもよかった!
何回か笑ってしまった笑 -
最高。良かった。
聖子さんの本初めて読んだけど好きやわー
言葉が美しくスーッと入ってくる。
出逢えて良かった。
レジ担当してくれた店員さんありがとうございました。
本の愛を語り合える友人がいなくて寂しいので、また、ブックトークできたら良いな。
買う決め手をいただき、チンチャゴマスミダ
(文庫本情報:https://www.amazon.co.jp/dp/4041314232?th=1&psc=1&linkCode=ll1&tag=honnoakari-22&linkId=44852e0ca1eb9fca2aafd5dbaf341521&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl) -
漫画で読んだ事があって再読したくて読みました。
どん底にいながらも健気な主人公が幸せになるお話は、今も昔も変わらず人気のテーマなのかな?
勉強にもなるし、とても面白かったです。 -
ざっくり言うと日本版シンデレラですね。
召使いが、凄く活躍する話で、掛け合いが面白いです。
原文の【落窪物語】のいい所、抜粋。作者がアレンジした話らしいので、この話が気に入った方は読んでみるなのもアリだなって思いました。
しかし、まあ……姫様も長時間労働させられて(縫い物)許してあげるとは、心広すぎるわぁ… -
読みやすくて楽しんだが、これでいいのかと思った。