光源氏ものがたり 下 (角川文庫 た 5-58)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年10月24日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041314371
作品紹介・あらすじ
源氏亡きあと、主人公は二人の美しい貴公子、薫と匂宮にひき継がれた。源氏の「息子」であるもの静かな薫。孫にあたる奔放な匂宮。彼らは、恋のアプローチも全く違うのだが、結果的に同じ女性を愛してしまう。二人の愛を受けた美少女浮舟は、悩み続けて宇治川に身を投げようとする-。華麗な王朝絵巻をイキイキと話し言葉で繙く「田辺源氏」の最終巻。「匂兵部卿」「紅梅」「竹河」「宇治十帖」を収録。
感想・レビュー・書評
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紫の上も源氏も亡くなってしまい薫と匂宮、八の宮の姫君たちの世代に移りかわる後半。女人は本当に生きづらい時代だったのだなと、読みながらしみじみと思いました。匂宮が姫への恋文に恋情を書き綴るところの田辺さんの言い回し<そめそめと>が、妙に心に残りました。他の人の源氏物語もいつか読んでみたいなと思いました。
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