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- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041362860
感想・レビュー・書評
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「アスファルトの虎」のスピンオフ作品とでも云うのか。あとがきに、こう或る。1994年7月25日。冒険作家クラブの10周年記念パーティーが開かれた。(中略)其の席で長年の懸案であった『冒険作家クラブ賞』の授賞式が行われた。其の受賞者が、大薮春彦氏だった。受賞の挨拶で、大薮春彦氏はこう云われた。「ここに、多くの作家がお集まりだが、ここにいる作家で、私の影響を受けていない者はひとりもいないと信じている」この自信!これこそが、大薮春彦氏のすべてだ。氏の作品は、男たちに忘れかけていた自信を与えてくれる。しょげかえっている時に、勇気を与えてくれる。此は、現代のハードボイルド作家「今野敏」が書いた解説文だが、僕も正に其の通りだと思う。
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