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- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041500651
感想・レビュー・書評
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10代でこれを書いたなんて才能の塊としか言いようがない。短篇をそれぞれの「色」で塗り分けるだの、文体を統一する「遊び」を楽しむだの、若い頃から言葉の世界を自由自在に駆けめぐっていらしたのだなあと感心してしまった。収録されている12篇はどれもティストがさまざま。「高野詣」は文体が、「六月の魔女」「十二月」「二十歳の遺書」は内容が理解しづらくて読むのに時間がかかった。「接吻」「神のあやまち」「壮子の雪」「Blues with α feeling」が良かった。
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栗本薫の初期恋愛短編集。やはり初期だからか、官能的とか耽美的になろうとするあまり、ながながしくて流れが悪いというか読みづらいところがある。でも若くて、美しい。孤独を埋めるため、暖かさを求めるため、相手を試すわがまま。
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書かれた当時の年齢別にまとまっている短編集。美しいく鋭い感性が垣間見える鋭い筆致は感服。
年齢ゆえか、純粋さも相まって珠玉の短編集となっている。
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