贄門島 上 (角川文庫 う 1-70)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607732

作品紹介・あらすじ

11年前、浅見光彦の父・秀一は房総の海に投げ出され、地元の漁師に助けられた。生死の境をさまよいながら、父は奇妙な声を聞いたという。「あれは死神の声だったのかも知れない」浅見光彦は、美瀬島を訪れたが……

感想・レビュー・書評

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  • 小説の舞台が南房総で、自分の住まいの東京に近いことから、実際にあるあの島をヒントに物語を展開しているなという事から読み始めた。上巻と下巻に分かれているが、この上巻ではいくつかの事件が発生する、それらが関連してる事まではこの上巻でイマイチ分かっていないのだが。
    内田作品の特徴として、推理小説だが推理というよりは、歴史、文化をメインに知的物語的な要素が盛りだくさんで下巻に進む。自分は面白かったです。

  • 房総の海に浮かぶ小島・美瀬島。浅見光彦の父・秀一は21年前、当地で海難事故に遭った。生贄送りの因習があるこの島で九死に一生を得た彼は、朦朧とした意識の中「こんなに続けて何人も送ることはない」「そうだな、来年に回すか」と囁く声を聞き、その翌年、心臓発作で落命した。光彦は父の死の謎に興味を抱き、現地へと向かった。そこで接触してきた男は、風光明媚なこの地で起きた連続失踪事件の究明を浅見に託し、姿を消した。

  • 浅見光彦の公式第91事件
    公式第1事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー

  • 7月-3。4.0点。
    房総半島の、小島で浅見と知り合ったばかりのルポライターと、政治家秘書が死ぬ。
    浅見の父親の事故も絡み、謎が。
    某外国の関連も示唆され、下巻へ。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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