- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041612026
感想・レビュー・書評
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ジャズ、ピアノ、バーラウンジ、ハーフハーフのジントニック、シガロ、、そんななかで繰り広げられるドラマ。アクションはとってつけた感があるが、一度は憧れる世界観がそこにはある。ラストのハードな展開より、作品の雰囲気が良かった。
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ブラディ-ドール 1
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ずいぶん前の作品。大好きなシリーズだな。 2014.8.22
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当時はこれで良かったのかな。安物のVシネマみたいな感じ(見たこのないけど)。
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『ブラディ・ドール』シリーズ第1作。
本格ものだとこうは行かない銃撃戦や、幾らなんでも死んでるだろって格闘シーンが楽しい。
銃器の出所やら何やらを云々するのは野暮ってもんですw -
珠玉のハードボイルド連作の第一巻。一人称は川中良一、ブラディ・ドールのオーナー。
北方氏曰く、荒野というのは喪失感を抱いている人生だとか。人には決して癒せないもの、癒さないで抱えていくしかないものである「喪失」。「喪失」をうちに抱えて生きることは人間的であるけれど、やはりその人生は荒れ果てた大地、だと言う。
そういう意味で第一巻の題名が「さらば、荒野」であったのは、過去に過剰防衛からひとを殴り殺し、今、弟と愛していたかも知れない女を死なせ、キドニーとの友情を失い、けじめをつけるためにたくさんの人間を死なせた川中が、それでも新たに藤木という男を傍らに得ることで、ゆっくりと深く深い喪失感を、埋めようとしている一歩だと言うことを、示しているようにも思う。
呆気なくひとが死にすぎるのも一役買っているんだと思うけれど、登場人物が皆、痛々しい。男も、女も。
目の前を、一瞬激しい光を掲げて疾走していく男たちを、燃え尽きるまでさりげなく、でも真摯に、見つめさせてくれる物語だ。 -
私にとって、これがハードボイルド小説との始めての出会いでした。10数年前のことでした。衝撃でした。以来、ブラッディドールシリーズはもちろんのこと、北方謙三作品を読みあさりました。しびれました。
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北方謙三、ブラディドールシリーズ第1作。
これぞ、ハードボイルド!!
塩辛すぎる!
シリーズは完結しましたが、「約束の街」シリーズと
コラボして、社長・坂井などが登場しています。 -
正直古い作品なので、今の感覚で読むとかなりの違和感を感じてしまう。
最初にこの作品が書かれた時代背景を頭に入れた状態で読むことをお勧めします。
個人的にはその違和感が最後の最後まで拭えず、だいぶ苦戦してしまいました。