猫にもブラディ・マリ- (角川文庫 き 7-17)

著者 :
  • KADOKAWA
3.07
  • (0)
  • (3)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 57
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041646304

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホテルの宿泊客が外出中に車上荒らしに遭った。
    被害者である拓也の、バックにつけておいたキーホルダーだけはどうしても取り戻したいという依頼を受けた麻里は、スワップミート(日本でいうフリーマーケット)の会場に出向く。
    そこで拓也のキーホルダーを見つけるが、それを売っていたのは、まだ10代の日系ロコガールだった。

    2015年9月30日読了。
    今回のゲストヒロインであるレニィは猫のような女の子。だけど、それは気まぐれとい意味ではありません。
    たとえ野良猫と例えられようとも、捨てられないプライドを持つ、まっすぐな少女です。
    ときどき泥棒猫はよくないことかもしれませんが、喜多嶋さんは常にただの観光地ではないハワイの姿を書き続けてきていて、今回も良いところと、悪い部分をきっちり書いているのいうだけの話。
    そして。今回初めて、警官を辞めた麻里が人に拳銃を発砲しています。
    発売するごとに読んでいたときには気付かなかったけど、いずれ麻里が私立探偵として独立するひとつのきっかけというか、伏線のように感じました。

  • シリーズ8作目。
    この話好き!!「ブラッディ・マリーは甘くない」くらい面白かった!!
    レニィ可愛いー。やっぱり猫っぽい女の子って大好きです。
    このシリーズももうすぐ読破。・・・ちょっと寂しい。

著者プロフィール

5月10日東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる映像的な文体で、リリカルな物語を描き、多くの熱烈なファンを獲得している。近作は『地図を捨てた彼女たち』『みんな孤独だけど』『かもめ達のホテル』『恋を、29粒』『Missハーバー・マスター』(すべて角川文庫)、『海よ、やすらかに』(株式会社KADOKAWA)など。湘南・葉山に居を構え執筆と趣味の海釣りに励む。

「2022年 『潮風メニュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

喜多嶋隆の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×