宇宙皇子 天上編 7 (角川文庫 緑 653-27)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653272

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  • 宇宙皇子は、帝釈天との戦いの後、姿を消してしまった各務を探し求めることになります。

    幻夢王のガンダルバに導かれて天の川を渡った宇宙皇子たちは、兜率天にたどり着き、神変大菩薩との邂逅を果たします。そして宇宙皇子は、神変大菩薩こそが小角にほかならないことを知ります。

    小角から、朝廷によって下された追放措置が赦免となったことを知らされた宇宙皇子は、その後佐保媛と川島皇子のいる補陀落へ渡ります。各務は、佐保媛と川島皇子の愛の形を目の当たりにしながら、宇宙皇子とともに琉求への旅をしたときに永遠の命を授かりながら、成長しない自分自身を責め、宇宙皇子と再会する決意がつかずにいました。しかし宇宙皇子はそんな彼女を追いかけ、ついに2人は再会を果たします。

    小角の秘密が明らかになったことは、ストーリー上の大きな進展と言えるように思います。他方で、各務の抱えていた悩みが正直なところ腑に落ちないところがあり、分かりづらく感じたのも事実でした。

  • 何が起こるかわからない天上界なのに、よくもまあ、皆それぞれ勝手に断定的に話をするものだ。この巻は幕間劇。

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著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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